2-2. リピーター客が創生する為の課題
私たちは、"呉"エリアに来訪されたお客様には再来訪(リピーター化)を促す、若しくは友人やSNSなどで感動の拡散を促そうとします。 しかしそれは、次の何れかの要素が揃わなければ実現しません。
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❶呉を観光して感動があること、 ❷見残し・未見学物件への興味、 ❸文化・教養・知識の増進、 ④エキサイティング、 ⑤保養・休養・健康増進、 ⑥趣味・娯楽・グルメ等の快楽享受、・・・等々 |
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この内、観光ボランティアの役割と関係の深い❶~❸について取り上げます。
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❶ 呉観光で強い感動を与える為の課題 |
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① |
観光ガイドの課題 |
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総合パンフレットには各スポットが個々に羅列され、現地ガイドも狭い地元スポット毎の説明をしています。 観光客はそれを何ヵ所周っても
「雑貨店の商品をパラパラ眺める」感じです。 「”呉全体”を貫く魅力の(底力=『芯』)は何も実感できません。 |
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しかも現地でガイドの説明を受ける人は 観光客の 1%にも満たしません。
添乗員も通常、観光ガイドはしません、したとしても「”呉”に限った魅力(本質)」は説明できません。
『(呉には)他にも魅力物件(見残し物件)が沢山ある』ことを伝える「ガイドや仕組み」がありません。 |
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一般観光客は、(呉は)「そんなもの」と満足顔で帰途につきます。
折角来呉し満足顔て帰っても、殆どの観光資源はその存在すら気づかず(呉の)魅力評価対象になりません。 |
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② |
『 バスツアー コース』の問題 (=各スポットでの「見学(滞在)時間」の問題) |
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各スポットでの【見学(滞在)時間】は旅行会社で設定され、最短時間に固定されるのが通常です。 それは、①魅力ある観光スポットが各地にでき、②交通機関も1日の行動範囲が拡大した為で、る時代の趨勢と言えます。 しかしそれを、そのまま受入るのでは;、 |
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◆折角呉に興味ある人には中途半端で、全行程を通してテーマ『芯』も定まらず、呉の魅力(底力)=「観光満足度」の実感も不十分で、再来訪を促すこともできない。
◆ 『”呉の魅力”(お宝)』は極く一部しか(殆ど)活用できない、 |
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と言う ”呉”の観光振興にとっては、致命的なマイナス要因です。 |
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解決策として、各スポット毎の見学(滞在)時間は、ツアー目的や、団体客の嗜好に合せて自由に調整(延長)できる戦略を考えねば、ジリ貧しかありません。 |
❷ リピーター用 観光コースの課題、 |
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現在、『リピーター用”呉”観光コース』の催行は、現実的に容易でありません。
バスツアーコースも、事実上、初回来訪者を対象のワンパターンしか催行されていません。
パンフレットや観光ガイドサービスなども、全て、初回来訪者に合せています。 |
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従って、リピーターとして来呉しても、また初回と同じコース、同じ説明を聞くか、または非効率的な移動手段で、初回見残し物件を周ることしかできません。 |
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しかし旅行会社のツアープランナーは、”呉”の情報や知識に詳しい訳ではなく、人気観光地の発掘や人気コース開発に熱心でも、視野は呉以外のもっと広範囲に向いています。
その為「”呉” は通過点」として一部スポットが利用される以外、リピーター用などの 新しいコースの開発は、先ず見込めません。 |