地域観光 振興作戦

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1.  瀬戸内観光作戦          (2019/ 7 記)  
 
  「瀬戸内観光作戦」について、一観光ボランティアの視点で考えていきます。
 私は、主に呉、宮島、広島で、日本人・外国人(双方)にツアーガイドをしていますが、瀬戸内には 魅力的な観光スポットが豊富に揃っています。 それにも拘わらず観光客は、一部の観光スポットを短時間で駆け足巡りするだけで帰途につくのが殆どです。 周辺の名勝スポットや、各スポットを繋ぐストーリーや、もっとインパクトの大きい瀬戸内海の総括的魅力は殆ど伝えられないことに残念な思いをします

  それに対し観光ガイドとしては、①一度で観光できなかった名勝地も、できるだけ紹介して改めて来訪を促し、②少しでも瀬戸内海観光の魅力が、SNSやインターネット上にも拡散し、新たな観光客を呼び起こす様、工夫しながら案内しますが、もっと大勢の客を呼び寄せるには、私たちボランティアガイド以外にも戦略が必要です。 考えられるところを述べてみたいと思います。

観光客が来訪する為の基本条件 
 1) 観光地《呉》の地理的条件と 観光客の動き

 
 説明の都合上、先ず《呉》を例に、観光客が来訪する条件を考えてみます。
 現在、広島~宮島は、 「両方の世界遺産を、一度(1日)で観光可能」 なこともあり、訪日客を含む大勢の観光客が殺到しています。 しかし折角近くまで来ても、 《呉》に立ち寄るには 【+1 日】 が必要です。
 それには、最近は魅力ある 「新興観光名勝」が、辺鄙な山奥まで次々開設され、しかも交通機関の発達で《 日帰り観光範囲 》 が著しく拡大しています。 だから 沢山の選択肢から 《何処にも負けない魅力》 がなければ、 観光客が”呉” を選ぶ理由がありません。
 つまり、地理的条件よりも 1日の 観光満足度競争 】 に勝たなければ、観光客数(パイ)は幾ら増えても、"呉" には来訪しません。  それは ”呉” に限らず、日本中 何処にも通じることです。

 2) 呉周辺の観光資源と、来訪客の動き

  私たち観光ボランティアの目では、”呉”周辺には 魅力ある「観光資源」は 豊富に 揃っています。
 各資源(スポッ)トを繋げば、例えば、「瀬戸内絶景物語」も、江戸時代から近代までの「歴史風俗物語」も、「日本海軍(鎮守府)物語」も、「日本遺産物語」も・・・『スケールの大きいテーマストーリー』に沿って、見学コースは幾らでも考えられます。
   つまり、遠来観光客は、大体 《1日~2,3 日区切りで 》移動するので、各名勝スポット単体でなく、《1~2,3日を通した観光満足度》が最大化する様に 名勝地をストーリー連結する「観光商品」を開発すれば、”呉” 周辺は、第一級観光地に発展できる魅力(底力)があります。

  しかしそれには、現状では次の様な問題があります。
パンフレットや、ガイドブックも、各々の観光名勝地(点)を個別、または多数の名勝地(点)を羅列して掲載するだけでストーリーインパクトが弱いこと、 それは観光ボランティアや、街興しグループも、旧呉市内とか、御手洗とか、音戸、江田島 ・・・とか、地元毎に独立系組織(周辺と連係しない)なので、規模の大きいストーリーにならないこと。 及び現在の交通事情では、1日で観光できるスポット数が限られること。・・・などです。
  それは、”呉”に来ても 1日を費やすだけの満足度になられない為、 もし広島から来呉したとしても、大和ミュージアムを駆け足見学してトンボ帰りが定番です。
 現に、私たちが呉でガイドするお客様は、近郊から自家用車で来る人、日帰りバスツアー客、会社出張や知人を訪ねて来た人です。 "呉"観光を主目的にして「1日滞在」する観光客は、先ずいません。

 3) 【呉=瀬戸内観光ハブシティ構想】 ~~周辺地域連係構想~~

  しかし観光客誘致には・・・、次の「呉=瀬戸内観光ハブシティ構想」を提唱しています。
つまり、
 ①【"呉"が 中核(ハブシティ)
となって周辺地域を束ね、
 ②観光ボランティアや街興し団体や、旅行会社や交通機関、飲食・宿泊業者など
   関連業者が「
連係協力体制」を結成し、
 ③周辺地域の名勝スポット(複数)を 『連続ドラマを鑑賞する感覚で巡る探訪ツアーを
   「観光商品」として開発し拡販する戦略です。
  終日観光満足度》の骨子としては、概略次の様に考えています。
商品概要; 呉周辺の名勝スポットを巡る【終日観光プラン】を(複数)品揃する。
移動手段各種主催旅行やバスツアーなど
団体移動の観光客誘致】を軸にして
    誘致戦略を考えること。
観光満足度最大化戦略 ( ストーリー化戦略);
 ◇テーマ観光、;
   ”呉”ストーリーの中から、興味深いテーマに視線を向け、関連パーツを集中的に
   探訪するツアープランです。
   ツアーのテーマは ; 例えば、戦艦大和についても「技術編、歴史編、大東亜戦史編、
     ・・・等々、大小様々なテーマは無数に考えられます。
 ◇シリーズツアー;

    ”呉”ストーリーを連続ドラマ式に編集し、(呉周辺を)何回かに分けて探訪する
    ツアープランです。
 ※一度で観光できない名勝地は、連続ドラマを鑑賞する感覚で 「続きは翌日、または
  後日再来訪を・・・ 」 促せば、リピーター(呉ファン)創生、ルート内の何れかでの宿泊も
  期待できる。
日帰り観光商品の例;
◆近郊名勝スポットや各種イベントなど組合せプラン
  (大和ミュージアム、旧市内、江田島、音戸、倉橋、野呂山、下蒲刈、御手洗
  ウォーキング、各種体験、各種イベント等々・・・の要素を組合せて「1日観光プラン」を造る)
◆ 「広島=宮島=呉トライアングルルート」、 ◆ 「広島・宮島・呉=しまなみ海道=尾道ルート」、 ◆ 「宮島・広島=呉=しまなみ海道=今治・松山ルート」、 ◆ 「広島=呉・とびしま海道=竹原・大久野島=三原・尾道ルート」 ・・・等々、    魅力的な「1日観光商品」は幾らでも考えられる。

 瀬戸内の観光地としての立地条件
         ***** 瀬戸内観光の特長 (魅力と弱点) *****
 瀬戸内海は、日本で最も広大な国立公園だけに、変化に富む雄大な絶景も、歴史も、文化も芸術も、日本らしさを伝えるユニークな観光資源が豊富に揃っています。
 しかしそれを活かすには、陸地部に比べ、交通移動手段などのハンディを克服する手段が必要です。

  1) バリエーションに富む 瀬戸内の絶景;
 多島美に象徴される瀬戸内海には、広いオープンシーが開け、変化に富む大小も、形も様々な島々に囲まれた"湖"の様な景観も、深く入り込む入り江も、白砂青松のビーチも・・・。 波静かな海域は あちこちの港に漁船が屯ろし・・・、朝市も始まる。 朝日に輝く海原には大小様々、形も様々な船舶が行き交い・・・。 陽が上ると沖をゆく船舶や遠方の小島は海面上にくっきり浮き上がる(浮島現象)。 島と島の狭間は豪快に渦巻きながら大河の様に流れる。 季節が訪れると桜花に包まれ、みかんが実り・・・。 七重八重に重なる島々の背後に夕陽が沈む頃、空も海も山肌も異様な赤金色に染まり・・・、やがて工業地帯の明かりが煌々と夜の海面に揺らぐ。
 目の前に展開する絶景を、真っただ中を行くクルーズ船から、小高い丘の上から、バスの車窓からも楽しむことができます。
 ・・・等々。

  2) 日本らしさの象徴 (歴史、文化、伝統);
 そんな瀬戸内風景に、歴史や文化を重ねると 日本らしさの「風俗、文化、精神」 が 浮き彫りになります。
 かつて瀬戸内海は遣唐使船が通い、水軍系氏族が蔓延り、戦国武士たちの合戦場となり、北前船が行き交い、浜一面に広大な塩田が開け・・・、やがて気帆船や、大型動力船が通い、港湾施設も着々と整備され、遂には軍艦が大挙集結して出撃する海域となり・・・、
 戦後は工業地帯として 新しい波が押し寄せ、瞬く間に日本を世界第2位の経済大国に伸し上げました。
 瀬戸内海は有史以来、大陸文化の採り入れの主要通路の役割を果たしてきました・・・。
 現在は、そんな歴史の航跡や遺跡を、瀬戸内の方々に訪ねることができます。

  3) 瀬戸内観光 推進のハンディキャップ

  しかしパンフレットや ガイドブックが、幾ら立派でも、それを効率よく周遊できなければ「観光満足度」は上がりません。 瀬戸内観光地は、陸上観光地に比べ、次の様なハンディキャップがあります。
地域内が広くて全体の魅力は、1-day trip では、極く一部しか周遊できないこと
エリア内(特に島嶼部)を移動する交通手段は、決定的なネックになること
レストランやホテル等の施設も、密度、規模とも陸上観光地には勝てないこと
  結果として、瀬戸内海を訪れる観光客数は、増加したと言っても、陸部の沿岸か、(瀬戸内国際芸術祭や宮島などの)定番コースか、瀬戸大橋や しまなみ海道をバス or フェリーで素通り客が大半です。
  だからと言って過疎に喘ぐ島々に、船便やバス便の増強は現実的でありません。

 瀬戸内観光作戦

  そんな諸事情を考えれば、《瀬戸内観光作戦》の 「基本政策」は自ずと絞られます。

 前述("呉"ハブシティ構想)をベースにして、対象エリア拡大に伴う調整を加えることを提唱しています。
  つまり、
 1) 団体旅行を軸にして観光戦略を考えること
 2) 観光ハブシティ(複数)を育成し、ハブシティ相互間の連係を強化する
こと
 3) ハブシティ内、及びハブシティ相互を繋ぐストーリーを考え、ストーリー追う
     「テーマ周遊」や、「連続シリーズツアー」を観光商品化すること

  1)【瀬戸内観光ハブシティ(複数)】の創生と、相互の連係強化

  瀬戸内観光ハブシティとは、("呉"の例で述べた様に) 『何れかの市町や自治組織などが ”核”になって周辺エリア内の観光ボランティアや街興し団体や、住民を 束ねて推進する仕組み』です。
 《観光ハブシティー》は、大体《1~2、3日ぐらい 》の観光エリアを目安に瀬戸内の要所にできれば、お互いの英知を結集して自動的に発展していく仕掛けを造ろうと言う提唱です。
 瀬戸内観光エリアの広大さと交通機関の弱点を考えると、各観光拠点や各旅行会社が個々に観光客を募集する方法(現行)では、一般旅行者は瀬戸内海の局所的に一部しか観光できません。

  しかし多くの場合、「ハブシティの創生」は、容易でない事情があります。
 それは、
地元の現場では、関連団体や業者間の利害が絡むこと、
  
観光ボランティアも、町興し団体も、地元独立系で、他地域との連係を考える慣習がないこと、
  
多くの市町(役所)間も、そんな指導や、利害が絡む施策の調整は容易でない・・・などです。
 しかし一方では、瀬戸内国際芸術祭や、しまなみ海道(サイクリング)など、住民ぐるみのエリア連係、即ちハブシティ、または類似組織 》は、方々にできて 「観光客を奪い取られる」為、一般地域には観光客は来訪しません。
  しかし《瀬戸内観光推進 》は、そんな消極的な《地域団体》を構っていては、永久にラチは明きません。
 次の手順を粛々と推進すべきです。

① 積極的意欲ある地域(または自治組織など)を発掘してハブシティ育成に尽力する。
② その後も、ハブシティ機能強化のサポートを継続する。
③ 発展形として、各ハブシティ相互間の連係を強化すべくサポートする。
④ ハブシティ同志が互いに連係して瀬戸内海全体を網羅する 《テーマ観光、
   シリーズツアー》 の品揃えを充実させる。

   2)団体旅行を軸にする観光客誘致政策と、テーマ観光の商品化

 過疎に喘ぐ瀬戸内での交通(移動)手段は、前述(呉の例)と同様、「主催旅行や、オプショナルツアーや、クルージング」 など団体旅行を 軸に「観光客誘致戦略」を立てるべきと考えます。
それには重要課題は;
全旅行会社が催行している団体ツアーのメニュー検索、予約、変更などの利便性を、
    (観光者にとって)如何に改善にできるか。
② シリーズツアー(「1旅程プラン」及び「組合せ自由な多数の個別プラン」)を如何に
    充実できるか。   
  現状より 少しでも改善できればそれだけ前進します、画期的に改善できれば瀬戸内観光は画期的に発展します。
団体旅行を軸にする「観光商品」開発と、販売拡大施策例(私案)
◆全旅行業者の主催する旅行メニューや催行状況を 【一覧表示システム】開発
   ①旅行先等を検討中の顧客(個人・旅行業者)にとって、最適ツアーを選び易くすする。
   ②広域ツアーを計画中顧客(個人・旅行業者)にとって 広域観光プランをたて易くする。
◆旅行業者(主要各社)の販売する団体旅行の【取扱い窓口 の共通化
   ICカードやウェブなどを利用して、各社が催行している旅行の
             予約、直前予約、現地予約、予約変更など扱い窓口を共通化する。
   顧客にとって最適プランの選択肢が増え、予約等の手続きも容易にする
◆主催旅行業者間、複数の交通機関、宿泊業者など【関連事業者のコラボ商品】;
   経路や乗り物、宿泊先等を、(一定の条件内で)現地で選べる様な観光商品開発。
   顧客にとって、個性的、バラエティに富むツアー選択肢が増える   
◆主催旅行 or オプショナルツアーの一部にも【部分参加が可能なプラン】新設・・・ 等々
注)団体ツアー(主催旅行、日帰りツアーやオプショナルツアー等)は、現在も催されているが ;
 ◇各旅行会社が個別に企画・催行する仕組みなので、
   顧客(旅行者)が行程プランをたてる際;
    ①現地における、各社の主催旅行メニューや催行状況の検索が容易でない。
    ②瀬戸内を広範囲に観光する「シリーズツアー」を計画するのはもっと難しい。
    ③遠隔地の人が、行程都合に最も合う、現地ツアープランを探すのは容易でない。
 ◇現在催行されている団体ツアーは 1-spot だけ巡る 「単編完結型」 が殆どなので、
     積極的にリピーター化を促す大系になっていない。
 ◇一般の訪日外国人が、参加可能なプランを検索し、利用するのは もっと難しい。

   地域観光の魅力発信(PR or 顧客サービス)作戦
   ***** 先進観光地と一般地域の「差別化」 ポイント *****
  観光発展地では「顧客サービスの仕方」にも、下表の点で明確な「差異」があります。
要は、旧来慣行や、地元関係者間の利害が絡むシステムが『改善できるか否か』です。
 それができれば、目下の観光ブームに乗って大勢の観光客が殺到して来る実例や、さもなければ老舗観光地が寂れていく例も見られます。
 
  『来訪して来たお客様への 「おもてなし」』 は、全国何処でも 「当り前」になっており、最早「差別化ポイント」にはなりません。 全国で繰り広げられている観光競争には、全地域が勝者になることはあり得ません。 

地域観光の魅力発信(PR or 顧客サービス)戦略      
PR or サービスの対象者 PR or サービスの内容   (は;先進地との差異
(1) 来訪前の旅行者(顧客);
行程プランを検討中の (ツアー旅行業者、個人観光者、etc)
受入地から、旅行業者等へ情報提供や、新たな観光商品の提案などを積極的に行う。
 (
=大;一般地域では来訪前の顧客には事務的な対応しかしない)
(2) 現在 来訪している観光者 ①顧客が、快楽・快感を覚えるサービス;
  おもてなし、案内施設等、(
=全国的に同等水準)
②再来訪を促すサービス;
  シリーズツアー化等  顧客のリピーター化作戦
 (
=大;一般地域は新しい手法の開発や配慮は消極的)
③友人に紹介、SNS・YouTubeなどの拡散作戦 (
=??)
(3) 連係・協力すべき業者・組織団体 ; (交通機関、宿泊、飲食業者、市町村等) 互いに連係強力を密にして、地域を盛り上げる改善意欲等
 (
= 大;一般地域では、他地域との連係や、
       互いの利害が絡む事柄の改変は消極的)
(4) 社会大衆向けPR
(一般向けテレビ、パンフレット等)
終日を通した観光プランの魅力度、PRテクニック、
 (
=?; 立地条件や、経緯の関係で様々なケースあり)


評価項目;
   滞在中の快楽・快感、エキサイティング、教養(歴史・文化etc)、新知識、珍物件、etc
   効率的な見学、シリーズツアー化、ガイドテクニック、etc
  住民ぐるみ協力、おもてなし、各種サービス施設、観光案内等・・・
  パンフレット等の作成テクニック・・・
  観光商品(周遊モデルプラン、シリーズツアー、テーマツアー、etc )


 あとがき

 私たち観光ボランティアは、全国からの来訪客や、全国を周遊して来る訪日客や、雑誌やTV報道、及び自分自身も旅行先で経験するなど、観光客情報が得られる立場にあります。
 本報は、そんな経験を基にして考えられる 『地域観光作戦』について記しました。 主題は 『瀬戸内観光作戦』 としましたが、瀬戸内以外にも応用できる部分は多いと思います。

  最近、全国的には空前の観光ブームとは言え、新興観光地の急増と交通機関の発達は、観光客を一部の魅力スポットに集中させる効果が働き、無名のスポットが、一躍大観光地として脚光を浴びる事例があちこちに見られます。 反面、多くの地域は伸び悩み、中には老舗観光地が次第に寂れていくケースも例外ではありません。

 急伸地に踏み入れると、例えば瀬戸内国際芸術祭なども、全住民が一体となって廃屋を芸術作品に改装(出品)を生きがいにする人や、来訪客に対する住民ぐるみのおもてなしなど、街中の雰囲気は一般地域とは明らかに異なります。

 その背景について、私の推察ですが)、
最近は 『知力や体力をもてあますシニア世代の退職者』が急増し、 →彼らには「観光関連」や「地方創生」ボランティアは一番の人気分野で、 →それには住民も興味も巻き込んで、→ 斬新なアイデアやその実現が生き甲斐になり、 →好循環が生まれる 』・・・、そんな仕組みが、できているのではないかと感じています。

  それは、
市民(ボランティアを含む)は 「何をして欲しいか ?」でなく、→「何をしたいか ?」、
 
ボランティアは、「単なる便利屋」でなく、→「知力・活力・情報力も併せ"安価に利用できる人材集団"」として活躍する時代になっています。
  それには①上部団体(役所など)は「ボランティア活用能力」、②ボランティアグループは「時代遅れしない情報収集力や分析力」を、真剣に磨いていかなければ、
旧来通り(古典的な)「おもてなし」で勝てる時代ではなくなっている・・・と強く感じます。

  瀬戸内観光作戦;         8

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