【総括項目 Item in May 】
05/02 Mon ≪ドライブ散歩 ;鳥取・浦富≫
05/ 03 Tue 〜 08 Sun ≪今週の神の倉 ≫
05/ 09 Mon 〜15 Sun ≪週末の神の倉≫
05/ 16 Mon 〜22 Sun ≪カナディアンロッキー旅行記作成≫,≪新しい仕事≫
05/ 23 Mon 〜29 Sun ≪韓国での仕事 と生活≫


  05/ 02 Mon
   05/02 Sat
ドライブ散歩 ;鳥取
 
昨日は ”雨"だったで1日中家にいた。
でも 『明日から 3連休だから,神の倉は今日でなく
ても何回も行ける』。
昨夜そんなことを考えていると,久しぶりに ”ちょっと
何処かへ出かけてみること” を思いたった。

例によって,我が家のドライブは行き先に当てが
ある訳ではない。 ただ,『ちょっとその辺を・・・』 と
いった感じだ・・・。

しかし,私と奥さんの好きな風景の一つは・・・,
早朝,中国山地の何処かで,≪朝靄が次第に
白みながら夜があけ,やがて一面に雲海をなし,
高い山々や峰々を引き分ける様に漂い,程なく
オレンジ色の眩しい朝日を迎える準備が着々と
整っていく・・・≫。
真っ暗い深夜の闇を通して疾走している私たちの車が,そんな景色に完全に呑み込まれる。
そんな瞬間を味わうことである。

昨夜は,そんなことを考えながら床についた。
しかし・・・,朝になるとやっぱり眠くて・・・,出発はちょっと/かなり遅くなってしまった。
私たちのドライブは,多くの場合走ること,走りながら色々な風景を見,
自然に色々なことを考え,
↑ 帰路(津山付近)

時にレストランで休憩し,また走る・・・。 

但し,我が家の奥さんは運転できないので,運転手は
私一人なのがちょっと不便だが,でも走ることで 目の保養
になり,新たな発想や,色々なひらめきが生まれる・・・。

コースに目的がある訳ではないが,季節がら≪新緑,花,
鯉のぼり,日本海の海,・・・など≫と考えながら,
車窓からは 中国山地の全山【新緑まっ盛り】の超美しい
山肌を楽しみながら,最近しばらく行っていない鳥取・浦富
方向に向かっていた。

     我が家出発 8:15 →西城 →淀江 →鳥取 →浦富 /
      →鳥取 →津山 →勝山 →新見 →東城 →甲山
      →我が家 着 23:15 (全行程 625km)


↑  新緑と鯉のぼり バックは大山

↓  日本海
↑↓ いか釣り漁船(浦富漁港)



  05/ 03 Tue 〜 08 Sun ≪今週の神の倉 ≫
   05/03 Tue
≪NO-神の倉day ≫
 
天気は先ず々々だが,気を揉んでいた5km以内クロカン練習(目標 ;9本)を,
練習期限ギリギリの 4/30 で辛うじて達成し,気分的に一段落すると・・・
今日は≪神の倉行き≫が負担な様な気がする・・・。
『風もちょっと強そうだし・・・』と自分に言い聴かせながら家にいた。
  
しかし,それでもやっぱり≪神の倉情報が気になり≫インターネットの風情報を監視し続けねば
ならないという複雑な気分で過ごした。
後で電話して,今日の状況を聞いたら,『辛うじて何人かが飛んだが気持ち好いフライトでは
なかった』様だった。
 やっぱり今日は行かなくて正解だったのか ・・・ ??   お陰でHPの書き込みは大分進んだ。


   05/04 Wed
 安全第一 !!
そんな具合で私は,昨日は≪NO-神の倉day ≫になったが,
昨日は私たちのフライヤー仲間がランディングの際に,あわやという場面があったそうだ。 

今日(昼前)は ;天気晴れ,風も問題はなさそうだ。
私も神の倉に着くとすぐ,いつものとおり荒谷山TOに上がった。
そして11:30頃,サーマルが≪まだか?,もう若干出始めたか? ≫という頃,小田さん,
太刀掛さん,近藤さん,・・・他何人がテークオフした。
私の感触では ≪南風 1〜3m ぐらい≫,フライトに問題な状態ではないが,安定したステイは
容易でなく,殆どの機体は≪サーマルを追って一進一退を繰り返しながら,やがて下降して
サブランに向かう≫という状態だった。 ・・・が,その中の1機は緊急ランに向かった。

 多分,一生懸命粘っている中に高度が下がり,サブランまで届かなくなったのだろう ・・・ !?
緊急ラン上空で高度処理し,ランディングのため最終進入にかかった際,バンクがかかった
右急旋回をしながら,そのまま地面に叩きつけられる様な着地になり,皆ハッとした。

どうしてそんな低い位置で急旋回したのか,どうしてそうせざるを得ないコースどりに
なったのか,最終段階では≪オーバーラン?≫ or ≪安全?≫どちらを選ぶべきか ?, 
平時に安易に緊急ランを使用することの是非,・・・等々,改めて反省と注意が必要である。
とにかく自分にも仲間にも 人身事故や怪我だけは絶対に起きて欲しくないから ・・・ !! 。

  ≪ 大ベテランは高い樹のてっぺんから下りて来た !!
今日はその後も上昇が期待されるコンディションにはならなかった。 
ベテランでも中々上がり切れず,結局はランディングするという状態が続いていた。
しかし,その中で1機だけ,荒谷山TOからテークオフした後 神の倉山に谷渡りし,山肌を嘗める
様にして這い上がって行く黄/青色のグライダーがあった。
その妙技に観衆は≪流石 世界選手権経験者 !! ≫と 感心しながらしばらくの間 見とれてていた。
しかしその後,神の倉TOの南方尾根の裏側に回り,しばらくの間視界から外れた。

そして次の瞬間 14:30 頃か?,無線で『尾根頂上付近の樹の上に着陸した』 (”Tree landing
 or ”ツリーラン”と英訳すべきか)という連絡が入った。
勿論,全員ですぐ出迎えに行ったが,大ベテラン氏は 樹高 30mもありそうな樹(3本)を伝いながら,
4時間近くかけて完全に地上に下りて来た。

(遠来の人も含め)彼を出迎えに行った多くの人はその後,今日の1本目を 美しい黄昏フライトで
締めくくっていた。


   05/05 Thu ≪ ・・・  ≫
  私としては昨日は1本も飛べなかったこともあって,今日もやっぱり神の倉に向かった。
 11時頃メインランに着いたら,何と久しぶり・・・中川さんが来ていた。
早速,神の倉TOに上がろうとしていたので便乗させて貰った。
色々話をして見ると,中川さんに限らず,皆 超忙しく一生懸命仕事に打ち込んでいるのに,
私の様な,毎日仕事もせず,パラ通いしていては,社会的な存在価値を考えさせられる・・・。

 神の倉TOからは見下ろす風景は,最近,水のひかれた田んぼが空の色を反射して,また新しい
雰囲気を醸し,車で一緒に上がって来た美人女性の本能に ≪タンデムフライトの誘惑≫を
一層掻きたてた様だ。   
そこに居合わせたタンデムパイロットの勇さんが,そんな女性の希望を見逃す筈がない。
美人女性(中川さんの奥さん)とのタンデムフライト話は直ぐに まとまった様だ。

 12:00 私が 1本目フライト(ぶっ飛び)後,再度神の倉TO上がったら,間もなく2人が
テークオフした。 残念ながらトップアウトはならなかったが,勇さんは彼女のために一生懸命
重いタンデム機を操作している様子が,見ている私たちは ありありと伺える。

 私はその後,13:15 その頃集まってきたギャラリー(10人ぐらい)に見送られ
2本目のテークオフをした。 
ブローが少し強くなり リッジがとれる様になったので,高度+50〜130mぐらいで TO周辺を
ギャラリーにも励まされながら しばらく行ったり来たりしていたが,遂にギャラリーが引き上げ,
他のグライダーもいなくなり,私も少し飽き気味になったのでランディング場に向かった。
                                          (フライト時間 ; 50 分)

先ほどタンデムフライトでパラグライダーの醍醐味を知った2人は,その後 17:00頃になっても
『またもう一度・・・ !! 』・・・と,再度 神の倉TOに上がった。
しかし,今度は風が強く,しばらくじっと腕組みしながら茫然と眺め続ける勇さんの姿が印象的
だったが,2度目のタンデムフライトは結局できなかった。

田んぼが空の色を反射し
独特な雰囲気を醸し・・・
憧れのタンデムフライト
慎重に・・・ !!
一人で飛ぶのとは違う・・・

   05/06 Fri ≪NO-神の倉day ≫
    今日は《 雨 》のため,NO-神の倉day

    この連休の天気は 暦上の平日は 雨 又は 曇り,休日は好天気 と・・・行楽には
    理想的な配分になている。      
    しかし,好天気でも 風が強く,パラグライダーにとっては少々 荒れ模様い日が案外多い様だ。



   05/07 Sat ≪NO-神の倉day ≫
    朝方の天気は,昨日の《 雲 》の続きがとれず曇りがちだったので,家に留まった。
    その後,晴れてきたが,ちょっと風もでてきた様なので,私は家に留まった。
    他の誰か神の倉に行ったのかどうか,情況どうだったのか聞いていない。


   05/08 Sun
 ≪午前中は緊急ランの草刈り,午後は・・・ ≫
午前中は緊急ランの草刈り。 午後,1本目は 13:20 荒谷山からテークオフ,TO付近でサーマルを
捉え高度 +260m までは順調に上がったが,その後シンクに嵌ってしまい,フライト時間 20 分で
サブランに下りてしまった。 ちょっともの足りない・・・。

2本目も 荒谷山から 14:40 テークオフ,しかし今度も約 10 分のぶっ飛び。
益々もの足りない気持ちで,3本目は神の倉からアーベントを期待しながらテークオフしたが・・・,
これも全くのぶっ飛びに終わり,そんな・・・ちょっともの足りない日だった。
しかし,今日は他の人も,粘っていた人もいたが,私の様なもの足りなかった人も何人かいたのが,
救いだった。 とは言っても,こうして毎週々々パラグライダーができるのは幸せなこと・・・ !!



   05/ 09 Mon 〜15 Sun ≪週末の神の倉≫

  05/ 14 Sat
≪空に花が咲いた様な≫
フライト(見えるかな?)

今日から2日間は 河地塾開講だが,私は塾生でない。
私が神の倉に10:30頃着いた時には,塾生10数人は
もう荒谷山TOに上がっていた。

しかし今日は風も強くなりそうな予感と,先日他の人の事故を
見た直後なので,私はフライトの気が進まず,しばらくMLに
留まっていた。
しかし,荒谷山からは 11:20頃からボツボツで飛び始め・・・,
11:40頃から一気に塾生10数機のテークオフが始まると,
やっぱり流石・・・,MLから見ても≪空に花が咲いた様な≫
ダイナミックな色彩りになった !!

所が,案の定というか・・・,間もなく風が強くなり始め,≪最後は
何人かのアウトランディングも発生した・・・≫様だ。
ともかくフライトは中止され,川地塾は老人集会所に移った。
そして座学(フライト解析)では,夜遅くまで 興味が尽きなかったそうだ。

私たち(塾生以外)は,例によってML(メインラン)でしばらく雑談していた。
しかし14:00 になっても風は治まらず・・・,私は 今日はあまり気が進まなかったので帰宅した。
しかしその他大勢の人は,尚も延々と雑談を続け・・・,最後には飛べたそうだが詳しいことは
聞いていない。


  05/ 15 Sun
今日も荒谷山TOでは川地塾の開講日。 
10:30頃から例によって集団テークオフが始まった。  但し,今日は塾外生の増山さんと
梶田さんがダミーとなって上昇したのをきっかけに,塾軍団の活動の口火が切られた・・・。

しかし私は西沢さんたちに誘われて神の倉TOに上がった。 
その時・・・神の倉TOにはフライヤーは我々数人だけで,ギャラリーに取り巻かれる状態だった。
だが,不思議なのは・・・荒谷山では1機も飛んでいない !?・・・ !?

当然,すぐ無線で聞いてみると塾生の山チンが発生したということだった。
でも回収は塾生で十分ということだったので,私たちは神の倉TOでフライトを開始した。
早速 何人かテークオフしたがすぐランディング場へというぶっ飛びだった。

私も何か≪ギャラリーに誘い出される様な雰囲気≫になって,今日 1本目のテークオフをした。
ギャラリーの拍手を受けてテークオフし,南西風の弱いリッジで 皆の頭上を しばらく飛んだが
後続者は誰も来ず,私も遂にステイできなくなってランディングまで,幾ばくかの優越感を感じ
ながらの約 20分間のフライトだった。

午後もまた神の倉TOに上がった。 
川地塾軍団も神の倉に
移動するも風が強くなり・・・


しかし大したサーマル要素もなく,何人かは散発的にぶっ飛んで
いたが,その他大勢はコンディション回復までウェイティング
状態だった。
荒谷山TOも,山チンは回収された様だが,風が悪く 1機も
飛んでいない !! ・・・。
そして結局,川地塾も 神の倉TOに移動すると連絡が入った。

所が・・・所が,神の倉も 14:00を境に急に黒い雲が発生し,
急に強風に変ってしまった。
そして 30分ぐらい後,度胸家の O-田さんは風が一時的に
弱まり,川地塾生も到着して沢山の視線が集まったのを待ち
構えて,テークオフした。
所がこれは,空中式ジェットコースターかウォーターシュートが
仕組まれている風だから,O-田さんには有無を言わせず,
約20分間 次々とエキサイティングな経験をし,やっとの思いで
メインランに降りたった。

その後もフライトができる状態にはならず,神の倉TOで
川地塾長の座学が始まったが,これを我々塾外生も公然と
盗み聴きした。
その後 16:30頃になっても風は止まず,今日の川地塾は遂に
解散した。 
・・・と同時に塾生たちは脱兎のごとく全員が下山してしまい,
取り残された塾長は,勿論,塾外生の車に快く誘われ,
すごく丁重に感謝の意を表しながら,申し訳なさそうな面持ちで
下山して行ったのが印象的だった。

その後まだ神の倉TOに残ったのは,小田さん,石井さん,
梶田さん,向井さん,山本さん,私の6人だけになった。
しかし,風は中々治まらず,山本さんは昼寝を決め込んだ。 

残りの 5人はそれ程の忍耐力はなく,諦めて何度も下山することを考えたが,
でも風が治ままらない限り山本さんを残して≪車を降ろすこともできないし,山本さんに
フライトを諦めさせるのも至難なことだし≫結局 誰も猫の首に鈴がつけられなかった。

しかしこれが幸いして 17:50頃 風が治まり,美しい夕焼けを見ながら約1時間のアベントフライトを
楽しむことができた。*


   05/ 16 Mon 〜22 Sun ≪カナディアンロッキー旅行記,新しい仕事≫

  
 ≪カナディアン・ロッキー旅行記≫
       
一応全貌を書き終えました
               まだ漸次修正中ですが,興味ある方は見て下さい。



   05/18 Wed 〜 ≪新しい仕事(見習期間)開始 ・・・≫
  先だって(01/24 〜 02/10) 某大手重工会社での研修については既に述べたが,
今日からはテスト生としての見習い業務が始まった。
これから 3日間は広島で 現場で働くための安全教育や,今回手がけるRCL(リコイリングライン)の
予備知識として,全図面を見てライン全体の輪郭を掴んでおくことからスタートする。

そして 5/23 からは,韓国の現地に行き,建設(見習い)業務に携わる。
この期間は私にとっては現場での見習い研修, 会社にとっては私の能力を見究める目的であり,
もし合格すれば・・・,『この仕事を今後とも続けていく』 のが,両者の前提だが・・・,
しかしこれまで携わってきた技術開発や品質管理業務と違って,こんな大きな機械を造るのは
まるっきり素人同然の私の能力がどこまで通用するか・・・ともかく頑張って見るだけ・・・。

 そんな訳で 5/21,22 の土,日は韓国に行くため下着などの買物や荷物準備のため神の倉には
行けなかった。




   05/ 23 Mon 〜29 Sun ≪韓国での仕事 & 生活≫

  
 05/ 23 Mon ≪広島発⇒韓国着≫



  広島発 9:30 アシアナ航空ソール行きに,一時帰国中だった韓国の
職場の所長と一緒に搭乗した。

 広島ーソール便は,私は去年1月以来,
約 1年半ぶりだが,飛行機出発時刻の
2時間以上前に空港到着する様にしている
ので,自宅は早朝 5:45 出発となった。

今回はいつもと違い旅行ではない,台湾の
様に通い慣れた職場でもない。
ちょっと不安が伴うが・・・ 『とにかく一度やって見て結果待つだけ,
それしかない !! 』 と思うとう〜んと気が楽になった。

しかし,それにしても・・・毎週の様にパラグライダーで飛び・・・,
時々は旅行やドライブにも行き・・・,結構楽しんでいる人生
なのに今更,どうして外国にまで行って,こんな慣れない仕事を
志しているのか・・・?。 
この歳になると,以前の様に常勤で責任の重い仕事をするのは
ちょっと躊躇がある・・・。
でもやっぱり,世界を相手にする仕事はやっぱり魅力もある・・。

色々自問自答していると・・・,最も幸福な人生というのはどんな
人生なのか分からなくなった頃,11時過ぎソール(仁川)空港に
到着した。

とりあえず迎えの車で,一旦職場に行き皆さんに挨拶をして,
14:30頃 これからの宿舎になるホテルにチェックインした。


  05/ 24 Tue 〜28 Sat ≪韓国での仕事 & 生活 −1−
  韓国には過去何回も来ているし,今いる所は特に観光地でもなく、格別変った風景もない。
ただ,街では看板の文字と,人々の話す言葉が違うが,私には違和感というより懐かしい感じだ。
英語よりは不便だが,私の韓国語も何とか通じる様だが・・・, 
しかし,遂この前まで中国語を一生懸命勉強していたこともあって, どうしても頭が切替わらない。
中国語と韓国語が頭の中でけんかしあって,どちらの言葉も発せられない。
でも色々話して見ると,一般市民には 昨今報道されている様な坑日的な感じはしない。
以前(16年前)滞在した時に比べると,随分安心して街歩きできる。

 職場は韓国現代グループの製鉄会社;ハイスコ(HYSCO)でりコイリングラインの建設だが,
現場は撮影できないので写真紹介はできない・・・。
何しろ新工場建設とあって端から端まで何 kmあるのか?,ともかく広い敷地に種々のラインが
同時建設中だから,今 日本の各社から100人以上のSVが来て,急ピッチで建設を進めている。
但し,我が社と直接,間接に接触のある人は日本人SVは 20〜30人ぐらいかな・・・?。

私がこれまで(日本及び台湾)で経験してきた仕事は≪鉄板関係の技術や品質管理関係≫
だけだから,今度の≪鉄鋼機械を据付ける仕事(スーパーバイザー)≫は,まるっきり素人同然だ。
それがこんなお化けの様なでかい機械の中に入っていくと 何か呑み込まれそうで,足元もすくむ。
そんな状態だから私は皆の足を引っ張るだけだが,そこは天下の大会社の人々・・・ !!
見習い社員・・・というより実情は≪テスト生≫で,皆が親切に指導して呉れるのが大きな救いだ。
しかし,何しろ私の能力も能力だし,歳も歳だし・・・この次からはどんなことになるのか・・・
≪沢山の心配と,幾ばくかの期待が複雑に交錯した・・・≫今はそんな気持ちだ。

 韓国の食事だが・・・,
どんな料理にも≪真っ赤になるぐらいの唐辛子≫と,≪にんにく がふんだんに≫使われる。
テーブル上にはキムチだって沢山の種類が一度に並び,チゲだってカルビだって本場の料理には
独特の味やにおいが隠されていて, 日本で食べる≪韓国料理らしい味≫より数倍美味しい。
それと≪さしみ≫といえば,そこの生け簀にいる魚がさばかれる。
≪たこさし≫はぶつ切りにした たこの足がピンピン跳ね,器からこぼれ出たり,淵に吸い付いたり,
食べる時には舌先にも吸い付いて中々噛み切れない・・・。

 地理的には,
現場はソールの南約 100km の唐津(タンジン)に,ホテルは牙山(アサン)市にとっている。 
しかし,上記の様な事情で,まだまだ今回滞在中は観光どころではなさそうだ。
HPもまだまだ・・・その余裕もないし,私の力ではサーバー接続もうまくできない。
ホテルから職場へ通う道 店の前活魚はショーウィンドー 真っ赤になるぐらい唐辛子と
何種類ものキムチが一度に !!





 
05/ 29 Sun ≪ 市内散歩 ≫
 工事の関係で職場は土曜日も昼過ぎまで出勤しているから,私には今日が始めて休日だ。
しかし,まだそんなに親しい人いる訳ではないし・・・,まだホテル周辺の状況だって何も分からない。
そんな訳で今日は手始めにホテル周辺の街の探索を兼ねてウォーキングに出かけることにした。
今の季節,昼の陽がカンカン照りで暑かったが11時頃1人で出発した。
所がその直後,私より2日遅れで職場に赴任してきた若い 20才台後半の好青年 砂田君が
追いかけてきて,期せずして2人とも目的は同じだったので,一緒に歩くことなった。

ホテルのある温陽(オンヤン)は牙山(アサン)市内の繁華街といった所だが,市街地の半径は
歩いて 30分ぐらい。
その外側郊外には広い田んぼの中に既設及び建設中の高層マンション群が棟を連ねている。
この辺は韓国では名だたる温泉地帯の一角なのだが,市街地には温泉マークのついた建物が
所々に見られるが,温陽温泉施設や名勝物件などは,更にず〜っと郊外に散在している。
しかし,それは日本の温泉街とか,保養地といった感じのものかどうかは,よく分からない。

しかし,今日の行動範囲は,先ず市街地を歩いて,郊外との境付近にある≪温陽民族博物館≫に
行ってそれを見学する。
その後,再度 市街地を一巡りして引き返し高さ 100mぐらいの裏山に上ってみることだ。 
この裏山は私たちより3ヶ月ぐらい前から赴任し同じホテルの住民になっている先輩からは
行程 1時間ぐらいの≪絶好のウォーキングコース≫と紹介されている。

  温陽(オンヤン)市街地
特別変わったことはない普通の小さい町。 格別大きな建物も施設も見られない。
公共交通便はそんなに良い訳ではない。が,車で1時間以内にある大工場群に勤務する人や,
私たちの様な日本人技術者も多い。

中心街=温陽(オンヤン)温泉駅 & 温陽駅前通り

縦横に巡らす路地は食物や
日用品市場(シージャン)に

街のあちこちに教会や
沢山の高層マンション群や,今建設中のものも・・・



  温陽民族博物館
朝鮮民族の優れた遺産がもれなく展示された,韓国最大規模の博物館だそうだ。
野外展示を含む4箇所の展示場があり,古い昔からの先祖の生活が多彩に展示されている。
但し,説明文は日本語はなく,韓国語と一回り小さい字で英語が添えられている・・・。
それは私たちには殆ど理解できなくても,でも展示品の現物を見れば雰囲気は伝わってくる。

とにかく沢山の貴重な遺産の品々が揃っていて,私たちにもかなり見ごたえがあった。




  絶好のウォーキングコース ”ホテルの裏山”
その後,再度 市街地を一巡りしながらホテル近くまで引き返し,そのまま高さ 100mぐらいの裏山に上った。

これは私たちの職場(現場事務所)が開設された≪3月頃≫から赴任し,同じホテルの住民になっている先輩から紹介された≪ウォーキングコース≫であって,往復行程は約 1時間ぐらいで,ちょっとした散歩歩きには丁度好い。

行程中は,地元の人も三々五々 家族ぐるみのウォーキングメンバーと出会う。



2005.05分 end
  → 2005.06 へ続く