≪自宅発 =開催空港,バンクーバー,カルガリー経由バンフ着≫
04/11 Mon(第1日目)
≪出発≫
8:30自宅出発。 新幹線ーはるかに乗継ぎで関西空港に到着。
JTB カウンターで往復航空券受取り,及び現地案内について簡単に説明を受ける。
ホテル・バス等の手配,及び現地観光案内はJTB
の現地担当がセッティングして呉れている筈だが,添乗員同行ではない(奥さんと二人だけのツアー)なので,≪搭乗手続き,現地空港での入国手続き,国内線への乗継ぎ等≫を全て自分で行うための説明だ。
私としては説明内容よりも,万一≪現地で担当者に会えなかったとか・・・≫,万一の場合の対処方法について念を押した。
≪時差ボケ解消法≫
関空から AC 036便(エアーカナダ)は定刻 16:30に出発、バンクーバー到着は午前 10:00 予定。
日本時間では, ≪16:30 出発〜18:00 日没 →18:30 夕食(機内) →23:00 日の出 → →24:00 朝食(機内) →02:00 バンクーバー到着≫。
勿論,バンクーバー到着後はすぐ,現地行動スケジュールがぎっしりと詰っている。
こんな状態だから,身体のリズムは現地到着後,急には調節できず,多くの人は時差ボケ状態になると言われている。
私も,初めてロサンジェルスに渡航した時,≪機内では殆ど眠れず,夜が走る様に明け・・・,現地 昼間に無性に眠い,頭も冴えない・・・。 しかし夜はまた眠れない・・・≫こんな状態が何日も繰り返し難儀したことがある。
爾来,私は時差のある地域へ行く時は,必ず2個の腕時計をもつことにしている。
勿論 1個は日本時間,もう1個は現地時間(デュアルウォッチは時差の小さい地域で,うっかり切換え間違いに要注意)だが,要は出発後(できるだけ早く)時計をはめ替えることだ。
つまり,現地に到着後 時計を合わせるのでなく,出発と同時に時計を替え,機内では現地時間で行動し,身体を慣らすことにより,爾来 私は時差に関する違和感は殆ど感じたことはない。
≪高空 10,000m の夜明け≫
東行する飛行機では今日没したばかりなのに・・・もう,アッという間に朝日が昇る。
それも・・・日本時間ではまだ 午後 11時,いつもなら まだベッドにもついていない時刻。 飛行機は目的地より少し手前の太平洋上を順調に飛行しながら夜明けを迎える。
地表は 最初 闇に近い暗さだが,前方の水平線が皆既日食の様な仄かな紫色を帯び,それも見る々々赤味に変わり,橙味に移行する。 まだ薄暗い上空では,それに合わせて飛行機の翌の下面のみが橙銀色に染まり,何か妖怪の炎に照らされている様な幻想に陥る。
これと同時に,機内は急に前日のざわつきが戻った。
やがて朝食が配られ,全乗客がそれぞれの行動を開始し,一息つくと,飛行機はもうカナダ太平洋岸に散在する多数の島々,ちょっと瀬戸内海に似た多島美風景を見下ろしながら,次第に高度を下げ,バンクーバー島を通過し,いよいよ奥の院バンクーバー(city)の射程内に入った。
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≪バンクーバー≫ バンクーバー(city)はトロント,モントリオールに次ぐカナダ第3の都市。 高層ビルも建ち並び西の玄関口に相応しい大都市だが,北緯49度,稚内より更に北に位置するが,海流の影響で気候は温暖。
4月には沢山の桜,秋には紅葉,年間を通しても花の多い豊かな自然が共存し,景観は世界でも屈指の美しさとされている。
前方海上を細長い大きな島(バンクーバー島)により砦の様に囲まれた内海に面していて,遙か遠方の山裾まで,見渡す限り広大なグリーンの平野が広がり,それと,恐らく氷河によってできた地形だろう・・・。
≪何処までが海なのか,何処からが入り江なのか・・・,それとも湖なのか・・・,何処からが川なのか,運河なのか・・・,区別がつかない≫そんな感じの大都会の様だ。
そして北方 120km には 山並の向こう雲の盛り上がった辺りには世界中のスキーヤーが訪れて来る
≪ウィスラーWhistlar≫がある。
また,フェリーで【バンクーバー島】に渡ると
島の南端≪ビクトリア≫は 英国の風情が色濃く残るブリティッシュコロンビア州の州都であり,自然の美しさに加え,花や緑が多く『花の都』 とよばれる観光名勝となっている。
但し,今回は乗継ぎの単なる通過点だが,バンクーバーは機会があればゆっくり見学してみたい。
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≪バンクーバー空港≫
カナダ西の玄関口に相応しく,関空よりも成田空港よりも明らかに何倍も広い緑の美しい空港。
滑走路も何本あるのか・・・?良く分からない。
空港ウィング内部は,何か・・・空港というよりもショッピングセンター,或いは遊楽広場といった感じで他の何処の空港でも大勢の人々がそれぞれ,楽しそうに過ごしているのがカナダらしさだろう。
私たちは飛行機の乗継ぎのため,ここに3時間あまり留まったが,アッという間にその時間は過ぎてしまった。
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≪バンクーバー → カルガリー≫
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カナディアンロッキー観光はバンクーバーからバスで入るルートもあるが,これだと10時間以上かかるので,我々の様な駆け足観光では,バンクーバーから国内線の飛行機に乗換えてロッキー越えし,カルガリーから入るのが通常である。
その途中では,天気が好ければ豪快に展開する 3,000m級の険しい山々の連なりの間に大氷原や, |
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氷河湖やU字谷や・・・など 氷河地形を眼下に見下ろすことができる。
かつて氷河期(約 1万年前),この辺りの谷々は厚さ 数100m〜1km を超える氷河に覆われていたことを想いながら,この地形を眺めていると・・・,頭の中は何か≪SFなのか,現実なのか区別がつかない≫不思議な世界が展開する。 1時間余りのフライトで ロッキー山脈を越えると,東麓はカルガリーである。
ここはカナディアンロッキーへのゲートシティであると共に,橋本聖子,黒岩彰らが活躍した1988年冬季オリンピック開催地として馴染みがある。
ロッキーの山々をバックに果てしなく広がる平原(アルバータ州)は
カナダ牛の産地となっていて,州人口 300万人に対し,広大な草原には
600万頭の牛が放牧されているそうだ。
カルガリー付近の標高は約1,200mと聞いているが,ここから東には 1,000km もの平原が続き,ロッキーの氷河や雪解け水は ゆっくりと全土を潤おしながら,更にその先の5大湖を経て大西洋まで
3,000km を下っていく。 |
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↑ カルガリー付近の平地 |
↑ 1988冬季オリンピック
スキージャンプ台 |
↑ 前方がカルガリー中心街 |
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↑ カルガリー郊外の民家 |
↑ トランスカナダ国道
1号線(カルガリー) |
↑ ロッキー山脈が
だんだん迫ってくる |
≪バンフの ホテル&市街地≫
バンフ(ホテル)には18:00 到着した。
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↑ バンフ入口付近 |
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↑ ”Inns of Banff” |
但し,日本時間では 翌4/12 の朝 9:00 だから,(日本の)夜中はず〜っと行動していたことになる。 そして,まだこれから市内散策,夕食,入浴,睡眠となる。
所で,バンフBanffは もうカナディアンロッキーの山(国立公園の真っ直中)街なので,私たちは それは,それは・・・,もう全く,どんな言葉でも伝えられない雄大な風景の中の一粒のゴミに等しい。
このホテル”Inns of Banff”はこれから(3泊),私たちのロッキー観光拠点になる。
バンフは人口8,000人の町。
ここには,カナダ,アメリカ,イギリス,フランス,ドイツ,日本などから,年間 500万人の旅行者が訪れるカナディアンロッキー観光のベース街になっている。
周囲は ランドル山,カスケード山,ノーケイ山,サルファー山にぎっしりと取り囲まれ,マウンテンエリアから発したボウ川は各所に 滝や,湖や,中州を造りながら街中を縦断して流れ,カナディアン・ロッキーのダイジェストが揃っている。
私たちカナディアン・ロッキーを 初めて経験する者には・・・,もう・・・何と言っていいのか分からないが,とにかく『凄い !! 』の一語しかない。
とにかく『凄い !! 』 山に圧倒されて・・・,ここに着いた瞬間から昨日まで日本でくよくよ考えていたことなど,もうすっかり飛んでしまい,心身とも別世界の人間に生まれ変わっている。
メインストリート≪バンフ大通り≫にはレストランやショップ,ホテル・・・などがぎっしりと立ち並び, しかもそれが 超雄大な自然と 正に一体化しているのでロッキーを訪れる観光客の心は,嫌でも『彷彿としてしまう・・・』そんな感じの街・・・だ。
そしてここでは≪バンフ スプリングスホテル≫等の高級リゾートホテル,レストラン,ショッピング,テニス,ゴルフ,乗馬,釣り,ラフティング,冬にはスキーも・・・様々なスポーツも楽しむことができる。
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↑ ”Inns of Banff”
↓ バンフ大通り
とにかく『凄い !! 』 凄い大きな山に圧倒されて・・・ !!
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↓ 空を突き刺す様な山 !! ・・・レストランのどの窓からも・・・
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