【総括項目 Item in Sep. 】
09/01 Wed 〜 03 Fri ≪正常性バイアス
09/04 Sat ≪パラグライダー体験会
09/05 Sun ≪今日の神の倉≫
09/07 Tue ≪台風18号≫
09/11 Sat , 12 Sun ≪今週の神の倉≫
09/13 Mon ≪”華氏911”  FAHRENHEIT 9/11
09/14 Tue ≪台湾新幹線≫
09/18 Sat , 19 Sun, 20 Mon ≪今週の神の倉≫
09/21 Tue 〜 24 Fri ≪”組織硬直の悲劇 ”




09/01 WED 〜 03 SAT ≪”正常性バイアス≫
【正常性バイアス】;チョッと聞き慣れないが興趣のある言葉 だが・・・ !!。
ここでは・・・,≪ゆっくり迫ってくる異変には往々にして【正常性バイアス】と呼ばれる心理が働き,
その認識や処置が極端に遅れ,とんでもない結末に陥り易い≫という認識を促したい。


先日,【9/01;災害の日】にちなんで,NHKテレビ”試してがってん”( 9/02放送)では
『災害発生!逃げ遅れの心理大実験』と称し,災害発生して,一刻も早い緊急避難を要する時の
≪人間心理と行動の実験≫が紹介されていた。

実験では,先ず参加者を待合室に待たせ『面接調査を行うので,呼びに来るまでお待ち下さい』と
だけ伝える。  そして一人で待っている時に,部屋の中に急速に煙を送り込むと,参加者は
平均 1分16秒で部屋から外に異変を伝えに出た。
しかし煙の送り込みを半分にすると,中にいる人の75%は,8分後にスタッフが呼びに来るまで
外に出ようとしなかった。

これは異常がゆっくりと迫ってくる場合,心理的に≪正常性バイアス≫という作用が働き,
避難行動を起こし難くする。
更に複数の人が一緒にいると 一人の時より,行動は更に遅れるという実験であるが・・・,

つまり
【正常性バイアス】
とは
人間は本性的におかれた環境に適応しようとする仕組みが備わっており,変化が徐々に,ゆっくり
迫る場合は,自ずとそれに順応してしまう。 だから
≪異常状態に陥っても,心理的には
≪正常サイドに偏った(バイアスの掛かった)認識をしてしまい≫
,多少の異常状態は異常と
感じなくなる。   こんな意味だろうと思う。

  (続き) Flush 27 正常性バイアス ゆっくりと迫る異変 !!,処置遅れの心理



09/04 Sat ≪パラグライダー体験会≫
天気予報は曇り時々雨,降水確率 40%。
今日,明日はパラグライダー体験会なので,カンカン照りの暑さでなく曇りは結構だが
≪時々雨≫はくせ者だ。
集合時間の10:00には(但しスタッフは9:00集合)今日参加申し込者(25人)全員が揃ったが・・・,
その前にパラパラっと降った小雨が止み,体験会は決行。

参加者はチーム空,プレジャーチーム,フライイングタートルスの 3組に分散して
それぞれで準備体操,立ち上げ練習・・・と予定を進めていたら,またパラパラ降ったり止んだり・・・。
この空模様では,昼休憩なしにして進行を早めた。
しかし次第にポツポツに変わり,その時間が長くなり,機体はビッショリ濡れて重くなった。
それでも皆,一生懸命立ち上げ練習を続け,一部には僅かばかり地面から足が離れる人も出たが,
遂に12:00前≪体験会打ち切り≫となった。

後はテントの中でパラグライダーのビデオ鑑賞や小脇さんのロープワークの指導があって
13:00頃全員解散。 テージャスランチでやや遅めの昼食。
参加者は若い女性が殆どで男性は 3割ぐらい。 
天気の関係では残念だったが,スタッフに対しては十分満足していた様だ !!
しかし,それが本当なら・・・,この中の何人が残るのか・・・?,
実行動で以て≪一人でも多く残って貰いたい≫というスタッフの心も満足させて貰いたいもの。

明日(日曜日)は40数名参加予定だが,降水確率は今日よりもっと高いこともあって来週(9/12)
に延期と決定された。
体験会開催挨拶,注意事項
(竹井会長)
南側の丘斜面での
立ち上げ体験
熱心な眼差しを受け,小脇さん
快心笑みでロープワーク指導

09/05 Sun ≪ ??? ≫
所が今日の天気は,朝から一日中≪曇り≫。 
パラグライダー体験会には絶好の天気だったが,昨日もう≪延期≫と決まっているから仕方ない。
でも,≪神の倉では飛んでいる人もいるのではないか・・・?≫と思いながら・・・,
しかし,≪今日は休養日≫と決め込んでいた心を変えるのは,やっぱり億劫で自宅滞在。



09/07 Tue ≪台風18号≫
先週(8/30-月)の台風16号に続き,またも超大型台風(18号)が広島地方を直撃した。
但し,先週の16号は広島市を通過したが,風も雨も思った程ではなかったのに対し,
今回の18号は山口市から島根県の日本海沿岸をかすめながら通過。
しかし,広島市では観測史上最高の瞬間最大風速60mを記録。
特に海岸部の廿日市周辺,広島では風や高波,高潮により浸水や街路樹や家屋の被害,
呉市の広小坪での海岸道路決壊や,世界遺産の厳島神社も社殿に倒壊など・・・莫大の被害が発生。
但し,幸い我が家には被害はなし。



09/11 Sat , 12 Sun ≪今週の神の倉≫
  09/11 Sat ≪台風後の片付け≫
いつも通り 10:30頃神の倉に到着した。 
しかしどうしたことだろう
!?・・・今日に限り,福伝さん(一人)以外は誰も来ない。

11:00 になって鍛冶さんが来て,日高さんはもう,一人で早々と台風被害の状況を調べるため,
神の倉と荒谷山TOに上がっている事を知った。
間もなく(神の倉には随分久しぶりの)高石さんが到着。 日高さんも戻ってきた。

日高さん情報では
≪神の倉TOは倒木や,折れた枝,吹き飛ばされた雑木やゴミなどが沢山登山道に散らかっている。
荒谷山TOは絨毯が剥がれている。・・・≫という。

しかし,まだ総勢 5人しかいない・・・。 
でも 『その中,皆 集まって来るだろう』 と期待して,神の倉登山道の掃除から着手した。 
しかし,今日に限り,どうしたことか?・・・まだ人が来ない。 13:00過ぎてやっと広大生(数名)と
稲垣さん,河原さん,宇野さん,藁科さん他が到着し,ようやく作業が軌道にのった。
しかし,今日は来た総員が10数人という・・・そんな日だった。(16:00 予定作業完了)

作業終了後,有志数名で荒谷山TO から飛んだ。
稲垣さん,河原さん・・・やっぱり上手い人は長く飛んでいた。
しかし,私や宇野さん、高石さん他は どうしても 20分ぐらいのステイしかできず・・・敗北感の残る
フライトだった。
↑ 神の倉 倒木,一部はテレビ塔への電線(矢印)にも・・・
↑ 神の倉 TO
↑ 荒谷山 TO (絨毯;大体半分ぐらいが剥がれている)  

  09/12 Sun ≪パラグライダー体験会≫

本来は≪先週日曜日実施予定≫だったが,当日の天気予報から
判断し,今日に順延された。
所が・・・現実は≪先週(日曜日)≫は絶好の体験会日よりとなり,
今日は≪天気晴朗で暑く,風向は最悪の東風・・・≫で,しかも,
参加者も≪先週なら40名以上の筈だったのが,今日はパラ22名,
ハング 3名≫という 何とも主催者泣かせな状況での実施となった。

荒槙練習場,今日の風(東)では 南北にある丘斜面は使えない。
谷底の平地も,緩やかな西傾斜なので,この傾斜に逆らって
立ち上げることしかできない。
スタッフは総勢40名近くいるので,サポートにはこと欠かない。
しかし,いくらサポートがあっても ≪浮き≫はせいぜい
≪50cm〜 1mの高さ×何秒か≫の体験しかできなかった。

それでも,熱い陽射しの中で スタッフは一生懸命サポートし,
参加者も一生懸命挑戦し・・・,
私の目には,殆どの人が多大の興味をもった様に見えたが・・・。
それが事実なら,これをきっかけにして 一人でも多くの人に
続けて貰いたいものだ。    体験会は15:00終了。


終了後荒谷山TOからのフライトメンバーは稲垣さん,河原さん,
私,中村さん,中川さん,高石さん,・・・それにプレジャークラブの
何人かが加わった。
しかし,その頃には急に雲行きが怪しくなったが,
稲垣さんと河原さんは,隙かさず
合間をみて
テークオフし,
トップアウトしたのは流石だ
!!

しばらく後私もテークオフしたが,もうトップアウトできず,正面尾根の
稜線付近にへばり付いていたが パラパラ雨や,風も強くなり,
急いで稲垣さんはトップラン,私と河原さんはサブランにランディング。
そんな訳でそれ以外は 残念ながらフライト中止となった。



その後もパラパラ雨が降ったり止んだりし,メインランから神の倉山に架かる虹が美しかった。
↑ 神の倉山には 2重の虹が懸かっていた(矢印箇所)




09/13 Mon ≪”華氏911”  FAHRENHEIT 9/11≫
話題のこの映画は,今シネツインー2で上映されている。

華氏911 FAHRENHEIT 9/11
  監督:マイケル・ムーア
  出演:ジョージ・ブッシュ(第43代アメリカ合衆国大統領)
  製作:2004年、アメリカ
  受賞:カンヌ映画祭 パルムドール受賞

マイケル・ムーア監督が,9.11同時多発テロの背景と,それに続く
ブッシュ大統領の“対テロ戦争”の真実を暴くドキュメンタリー。
2004年のカンヌ国際映画祭においてみごとパルムドールを受賞。
アメリカでは公開前から様々な物議を醸し,賛否の激しい対立など
大きな社会現象を巻き起したが,公開され異例の大ヒットになった。


2000年の大統領選挙。 
激戦と大混乱の末,ゴア候補を破りブッシュ候補が第43代アメリカ大統領に就任。
そして2001年9月11日,ニューヨークとワシントンがハイジャック機で襲われる前代未聞の
テロ事件発生。 しかし,これを巡るブッシュ大統領の背景や行動には様々な疑問が取り巻く。

 ・ブッシュ大統領は,事前に航空機テロを予測した報告を受けながら無視していたこと,
 ・事件の知らせを聞いても 7分間も行動を起こさなかったこと,
 ・ラディン一族は世界の大富豪,ブッシュ一族と石油ビジネスで密接な関わりがあること,
 ・アフガニスタンの新政権はブッシュ家とラディン家が投資している会社の元顧問ということ,
 ・事件後(オサマの消息を知っているかも知れない)ラディン一族を国外に退去させていること,
 ・戦争で儲かる企業や イラクの石油に暴利を期待するあらゆる企業と結束していること
 ・当時イラクを攻撃する正当な理由がなかったこと,
 ・テロ不安を訴えながら 一方では(テロを誘発する様)警察の予算は削減していること,
   etc.

やがてテロの実行組織がオサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダと判明,ブッシュ政権は
アルカイダの潜伏するアフガニスタンを攻撃する。  しかし一向にオサマを捕えられないまま,
根拠をでっち上げ,いつの間にかテロの恐怖を,イラクにすり替え,武器をもたない,アメリカを
攻撃したこともないし攻撃するとも言わない国を攻撃してしまった。
 
 しかし,戦場場面はテレビでは何も伝わらない。
  やっぱり映画の威力はあの大画面と,前後,左右,上下から鼓膜を突き破る様な鋭い
  大爆音や,はらわたを突き裂く様な大轟音がひっきりなしに響きわたり,一瞬の中に
  目標物件と共に,血まみれの人体や肉片も飛び散る。
  その毎に親を失い,子供を失い,兄弟供を失い,悲しみとアメリカ軍に対する憤りは
  頂点に達する。 そんなイラク一般住民の実態がリアルに大写しされる。

  それと戦場で自分のしていることに疑問を感じるアメリカ兵士。 
  それでもアメリカの法規ではイラクからの逃避は絶対に許されず,防御のためには,
  刃向かう者誰にでも,銃口を向けねばならない心の矛盾 ・・・,
  

映画の中では随所でマイケル・ムーア監督自身がインタビューする場面がある。
 その中で,
  イラクに赴くアメリカ兵士や労働者は 貧しい失業率の高い地域の若者で,学費稼ぎや,
  彼らにとっては 一生手にすることのない高給に憧れて志願する実態。
  しかし,『息子をイラクに送る署名』を 何人ものイラク攻撃賛成派の議員に求めるが,
  彼らは皆,無言で逃げ散るばかり・・・。
  そしてイラクに派兵された息子を亡くした家族のシーンも堪らなく胸がしめつけられる。 
  反面,戦争継続で潤う軍需産業やイラク石油利権を漁る人々の表情には豪語と笑いを
  隠せない。  そしてブッシュ大統領や側近は連日ゴルフ三昧・・・。

一連のブッシュ政権の行動について,豊富な事実を基にその真相を明らかにし,
≪911テロはむしろブッシュ政権が,自からの利益のためイラク石油獲得を視野に,
イラク攻撃の口実を作るために扇動したもの≫とし,目的はイラク戦争の終結でなく≪継続≫
であると訴える内容だ。



TVニュースなどの資料映像を中心に,関係省や個人への突撃取材を組み合せて,
すべての事実を繋ぎ・・・,それにしても現役大統領の行動をここまでリアルに訴え,
それがこんなに異例の大ヒットとなるのは流石 !! だ。
≪与党政治家の名誉のためには,どんな重要な真実も公然と隠し通す≫日本では考えられない。

こんなに映画で,時の大統領を正面から批判できるのは,アメリカという国の健全性なのか・・・?。
それとも≪マイケル・ムーアが,今やある種の≪権力≫になって手が出せない≫ということなのか?。
しかし,スポーツジムで政府批判を言ったら,FBI が来たというエピソードを語る老人や,平和を語る
市民運動に当局者がスパイとして潜入していたこと等を考えると・・・実態はどうなのだろう?。

それと映画からはブッシュ政権批判の傍ら,
その背景にあるサウジアラビア、ビンラディン家、軍需産業(カーライルグループ)や,
石油利権(ハリバートン社)との深い関わりを解説し,またアメリカ社会の富裕層と貧民層に階層化した
社会の問題を突いている。
直接の武力戦争ではないにしろ,同様の問題は日本にも山ほどあり,そのどうしようもなさには
ちょっと気が重くなる。





09/14 Tue ≪台湾新幹線≫

台湾で知り合った加藤さんから,久々懐かしいMailを貰った。
彼は今でも台湾で新幹線建設工事の仕事をしているが,私とは台湾でのパラグライダー仲間。
用件は他にもあるが,新幹線工事については,多分目途がついたのだろう,近うち転勤になるかも
知れないと言っていた。
ちなみに台湾新幹線について,現在私は次の様に聴いている。




台湾新幹線は 2005年10月の開業を目指し,現在着々と準備が
進行中だそうだ。
現在,台湾北部の台北と南部最大都市の高雄を結ぶ鉄道は,
最速の特急「自強号」でも 4時間半かかるので,台北から高雄や
台南などの移動には飛行機が普通である。

しかし,利用者が多く,高雄便などはラッシュ時は ほぼ10分毎で,
台北国内空港は 1分間に 1機が離着陸という超過密状態。
しかし,それでもキャンセル待ちしなければならない状態だ。

これに対し,新幹線は 台北−高雄の市街地間を 345km を
約 90分で結び,実質的所要時間は飛行機と大差なくなる。 
しかも,一度に運べる乗客数は飛行機とは比較にならない。
運賃も台北−高雄間の現行航空機は約2,000元(約6,500円)に
対し,予定運賃は約1,200元(約3,900円)程度と見られている。

台湾新幹線の最高速度は 350km/h。平均は 300km/hで,
日本の新幹線よりも速く,世界一となる見込み。
ちなみに,台北−高雄間 345kmの距離は日本では
新大阪−広島間に相当するが,台湾では停車駅数の関係で
最短 90分になるそうだ。

この台湾新幹線の 車両や信号装備、変電設備などは,当初,
価格面から欧州勢が優勢であったが,性能や安全面から日本の
新幹線が見直され,結局日本連合が受注した。

台湾新幹線に使われる車両が,先日神戸市の川崎重工業
兵庫工場で公開された。
日本の新幹線車両が海外に輸出されるのはこれが初めて。
新型車両は700系のぞみの鼻先を 1m程 短くしたスタイルで,
車体は白地にオレンジとグレーのラインの配色だそうだ。

川重など日本企業三社は
今後,360両(一編成12両)を量産し,順次台湾に運ばれる。



↑ 加藤さんが送って
くれた写真
09/18 Sat , 19 Sun, 20 Mon ≪今週の神の倉≫
  09/18 Sat
天気予報は『曇り時々晴れ』。 神の倉到着 10:30。
しかし,地森さんと小田さん(2人)がメインランの草刈りをしていた以外は誰もいなかった。
私も昼過ぎまでメインランの草刈りをした。 その間に地森さんと小田さんは何処かに行き,
足刈りさんと広大生が何人か来て,サブランの草刈りに行った様だ。

私は軽く腹ごしらえの後・・・,メインランの天気は曇りで暑くない,風も丁度好い・・・。
一人で立ち上げ練習を始めたら,間もなく( 13:30頃)・・・稲垣さん,河原さん,石井さんが来た。
しかし,この人たちは来るなり 何が何でも飛ばねば気が収まらない人たちの様だ !!

小田さんも帰って来た。 私も誘われて(5人)で荒谷山TOに上がった。
しかし・・・,この中の誰が≪雨男≫なのか?, 俄に雲が下がり雨が降りだした。 
しかし,それでも,しばらくけげんそうな顔つきで空を眺め続ける人たちがいた。

仕方なくメインランに下りて,稲垣さんは草刈り,私と小田さんと石井さんは立ち上げ練習を
していたが,16:00過ぎになると,このメンバーは やっぱり虫が収まらなくなった。
同じメンバー(5人)は 今度は神の倉TOに上がったが,そうしたらまた,雲が低く下がり突風も
吹いてきた。    それでも諦めきれず,茫然と空を眺めていた人もいたが・・・,
最後は近くの栗の木に何かを投げつけ,栗の実を落とすことで気分を収めて下山した。

雲が低く垂れ下がり突風が吹いても・・・それでも・・・!! 栗落とし/栗拾い


  09/19 Sun
 今日の早朝まで雨が残ったが,昼前には晴れ間も覗くという天気。
私は朝の出端を挫かれ,神の倉行きは中止した。
しかし,後で聞いた話では,神の倉には今日も大勢のフライヤーが集まり,
先般の台風で倒れた神の倉山の藤棚や周辺の倒木などを片付け,その後飛んだそうだ。
フライトコンディションはかなり好かった様だ。



  09/20 Mon(敬老の日)
 11:00頃 神の倉に着くと,荒谷山TOには 常連メンバーに加え,伊吹山エリアから大勢の
ビジターが
上がっていた。
しかし私は,その時 丁度 神の倉TOに上がるという工藤さんに便乗し,1本目は神の倉から飛んだ。
ぶっ飛びだったが,ランディング直前には10m/sec近い風速になり,しばらく荒谷,神の倉 両TO共
フライト停止になった。

しばらく後,2本目も事情があって,石田さん,時安さん,中川さんと神の倉TOに上がったが,
中川さんがぶっ飛んだ他は,南風がかぶり誰もテークオフできず・・・,仕方なく荒谷山に移動した。
その時 荒谷山では
≪空に花が咲いた様に≫沢山の機体が飛んでいたが,私たちの到着とほぼ
同時に強風に変わり,テークオフできなくなった。

でも,山本さん,石田さんと時安さんは 強風の僅かに収まった合間にテークオフしたが,
私も含むその他大勢はスタンバイ状態のまま,結局最後までテークオフできなかった。

しかし,その時,空から降ってくる様に近づいてきた一機の【黄/青】の機体が,
大観衆の目の前で≪吹流しのポールを軸にして 巧くクイックターンし,スマートにトップランする≫
という珍しい演技をみごとに決めた。
私の目には ”パラの新体操” という印象だった。 勿論,成功した本人?も観衆も大喜び・・・ !!

≪空に花が咲いた様 !!荒谷山TO ポールを軸にクイックターン !!
難技を見事に決めたグライダー



09/21 TUE 〜 24 FRI ≪”組織硬直の悲劇 ”≫
日本プロ野球のストは遂に 9/18(土),19(日)の全試合に決行された。
この経緯を述べる積もりはないが,あれだけ大勢のファンを相手にする業界のオーナーが
未だに前世紀的な主張を,頑固に突っ張り続けるのにファンも国民は当惑している

オーナーにすれば,
球団は自ら(企業)が出資し,自らが経営している組織だから,全ての経営権は自らにある。
しかし経営責任というのはそんなに生やさしいものではない。
経営者は 株主や,親企業や,社会に対しても極めて重い責任を負っており,赤字が嵩めば,
当然,これまでにも種々の方法で経費の切詰めや,あらゆるの努力をしてきたし・・・,にも拘わらず
経営者としては,やむを得ず≪球団合併≫という苦渋の経営判断をせざるを得ない実情だ。


れに対して経営に責任のない一般のファンや選手会が 経営に口を挟む謂われはない。
たまたま,『プロ野球球団には沢山のファンがいる』 と言っても,経営原則は一般の会社と
変わらない。 こんなのは当たり前だ・・・と思う。
なのに 『経営責任のない者が 自分の都合だけで,こんな大騒ぎをする方が無責任では・・・?』。

だけど,ここで考えさせられるのはそんな経営原則よりも,それ以前の問題
!!
つまり,時代に乗り遅れ≪前世紀的な感覚で組織が硬直した時≫の問題ではないか ??

            (続き) Flush 28 ≪”硬直組織の悲劇 !!

*
09/25 Sat , 26 Sun ≪今週の神の倉≫   09/25 Sat

今日は午後からは下り坂という予報なので,少し早めに神の倉に行った。
流石というべきだろう 竹井さん,吉岡さん,小田さんといった早起きおじさんたちはもうとっくに
来ていて,荒谷山にするか,神の倉にするか迷っていた。
しかし間もなく三次さん,高石さん,勿論稲垣さんも到着した。しかしその他の若い人たちはまだ
だれも来ないので,この(7人)で荒谷山TOに上った。

荒谷山TOは 風は東から入っているが,雲量が多い上,頭上が通り道になっているので,中々
日が射さない。 こんな中で小田さん,吉岡さん,竹井さんがTOし・・・案の上≪ぶっ飛び≫だった。
しばらくしても陽射し回復の兆しがないので,私もテイクオフした。
最初ちょっと上がりかけ・・・『占めた!!』と思ったがやっぱりダメ,10分ぐらいのフライトに終わった。

サブランに降りて見ていると,高石さんがテイクオフし,これまた順調に下がったいたが,北側尾根の
中腹以下まで下がったら,徐々上げ始めた。
ここで,本当に!!,本当に流石なのはやっぱりあの稲垣さんだ !! 。
それまでジ〜ッと・・・TOで『稲垣寝入り?』を決め込んでいたとは思えない素早しこさで
テークオフしたと思うと・・・その内一人で雲の中まで入いて行った。

後で聞くと高石さんは+200〜300mぐらいだったそうだが,稲垣さんは『+600mの雲底から,
更に雲中を300m上がり,ライザーからボトボト水滴が落ちてきた』
というから・・・。
やっぱり≪すごい !!≫というのが正解だろう。

その後は日高さんも試みたが≪ぶっ飛び≫に終わり・・・,
今日は後にも先にも 『稲垣さん一人の すごい断トツ !! 』 だった。

その後 何人か来たが,皆荒谷山TOからメインランへぶっ飛んだ。
しかしいつも気遣いの行き届く徳永さんは,わざわざ福山から来たにも拘わらず,今日一日
自分は一本も飛ばず,皆んなの機体を拡げて呉れた上,最後には残った車を回収して下りて呉れた。
そんなことを気がつかなかった人が多いと思うので一言・・・。
あ〜ぁ !! 雲が切れれそうで
切れない,陽も射さない
今日の最後は荒谷山TO → メインラン皆で≪ぶっ飛び≫


   09/26 Sun
今日は降水確率が高く,朝から今にも降りそう・・・だが昼頃まではもてた。
この分だと神の倉には・・・やっぱり『○○さん,□□さん,△△さん・・・は多分来ているだろう !!
しかし,それ以外の人は多分来ないだろう・・・と,そんなことを考えながら,私も行かなかった。
そうしたら,やっぱり昼過ぎごろから雨が降り出した。
しかし,今日の様な日も休まず神の倉に行く人こそ,本当に≪やる気のある人≫だろう。



09/29 Thu ≪台風 21号≫

今夏は異常高温に加え,台風も異常に沢山発生し,主立った強いものは何れも広島地方を襲った。
そして,つい先日の台風18号が,莫大な被害を与えたのに対し,今回の21号は 少し規模が小さい上、
直前で方向を変え,鹿児島から高知市付近を通過したため,被害は少なかったが,
それでも瞬間最大風速は30数m/秒 を記録したそうだ。
その最中,ちょっと所用があって国道31号線を走った。
勿論暴風雨の中,どす黒い 無気味な空模様と荒れ狂う海の色,・・・,私と同じ様に突っ走る車には
やっぱり何とも言えない威容さが感じられた。