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雑感 - ,PART - ,2,




*20
******** 2003 ** 7/07(月)〜11(金) *********

20.” 日本の国際化=意識改革 ・ ・ ・
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≪日本の国際化=意識改革・・・≫
台湾で仕事する様になって気づくことは,日本に比べ≪世界中が非常に近いこと≫と,≪学歴レベルが高いこと≫だ。
日本にいる時は,海外の技術者と話し会う機会も,海外情報も,海外出張も,ごく限られた人以外は滅多になかった。 しかし,こちらではそれがチョッとした立場の人には頻繁にある。

学歴については日本と同じ様に,高校,高専,大学を卒業して入社するが,彼らは入社後(或いはしばらく働いた後)更に夜間 or定時制の大学に通い続ける。
そしてかなりの人がマスターの学位をとり,ドクターを目指す人もいる。
勿論,学費は自費払いなので,それが会社の仕事とは関係のない学科を目指すことも多い。
英語などは幼稚園や,小学校の時から補修班(日本式には”塾”)に通う生徒が多い。

学歴や英語力は出世の条件になるためもあるし,また終身雇用制でないから,もっと条件の好いところに転職先を求める目的も否定できない。
日本では会社で勉強させ,育った人がライバル会社に行ってしまうことを心配する。
しかし,ここでは それはルールだからやむを得ない。
その代り必要な時にはそんな人を探して引っこ抜くこともできるから,・・・大きな促戦力になる。
こうして,会社の要職にある人,例えば社長でももっと条件が好い所があれば転職することがある。

そして,彼らにとっては世界中が国内と同じ様なものだから,色々な情報網をもって,何か面白そうな話があれば,直ぐに情報を得てトライすることができる。
日本の様に細かい,重箱の隅までは,ほじくらないから アクションが非常に早い。

勿論,失敗することもあるから,生まれては消え,育っては消える会社は日本に比べると多い。
しかしその過程を脱し,現在活躍している会社には,機動力がある。
弱点は,会社と従業員(個人)が一体になって努力するという考えは日本ほど強くないことだろう。
経営者は,好いと思えば莫大の投資をし,行き詰れば割と簡単に会社を整理する。

所で,国際世界という土俵の上では 消滅する会社は関係ないのだが,しかし重要なのは・・・,日本企業群にとっての,競合相手は
常に こうして機動力をフル回転している企業ということだ。
日本の様な集約的 勤勉型企業 体質でどこまで対抗できるだろうか?。
以前の様に世界の需要を創生できた時は遺憾なく強さを発揮して急成長してきた。

しかし今の様に,世界的な供給過剰時代には≪例えば 会社同志の【株の持ち合い】だって,【族議員先生方主張する景気対策】だって・・・,≫あんな
護送船団方式で互いに護りあい,全部の企業が生き残ろうとすると逆に全滅の可能性すらある。
・・・さもなければ 『企業を残して国沈む 』 ことにでもなったらもっと悲惨だ。

これから日本が立ち直るには・・・, 今の様な 政治家や,お役人が 公費であんな海外視察旅行をし,それで以って 大きな顔でものを言われては『百害あって一利なし』。
やはり,先ず
若い人達は全員が 最低 ”英語ぐらい” は自由に使いこなせること。
そして 世界を見聞し,日本の将来についてテレビなどで頻繁に 熱心に討論し,世論を巻き起こせる時代が 早く来ることを期待したい。

そうは言っても日本の英語教育だって,いつになったら どう変わるのかよく分らないし・・・,こんなことを考えていると・・・,
日本道路公団の あの大粉飾決算報告書がまかり通り・・・, あの時アメリカのイラク戦略にはあんなに明確に支持を表明した国が,今になって まだ自衛隊派遣に議論をかもし出してきたり・・・,もっと見っともないのは,
≪小泉首相が明確な公約を掲げて再選されれば その公約は万難を配して実現させて貰う。 皆【少なくとも選んだ人は】 それに協力するのは当然≫だと思うが,しかし,日本の超いい年をした先生方が血相を変えて反発している。

自民党や,公明党や,現在活躍中の霞ヶ関の多くの先生方は とっくに リストラして,世代交替し,日本の意識を変えなければ・・・,
見っとも無いだけでない,末代の禍根を残す




*19
******** 2003 ** 6/07(土)〜13(金) *********

19.” 気になる議論 ・ ・ ・

≪自衛隊の海外派遣問題・・・≫
- a.日本人は イラクにはアメリカやイギリスなどの軍隊は必要と考えるのか,不必要と考えるのか。
- b.それともアメリカや イギリス軍は必要だが,
日本の自衛隊派遣は憲法上問題があると考えるか。

現実に日本の自衛隊は防衛費という名目で 毎年莫大な予算を費しているし,≪
日本国内の解釈は知らないが≫世界で屈指の軍隊規模になっている。 ・・・ この現実は誰もが認めざるを得ない。
しかし,
”こんな規模の自衛隊” これが事実である限り 日本の選択肢は次の何れかだと思う。

@ 上記 -a.は ; イラクに限らず 世界にとって必要と考えるなら,世界の平和のために積極的に貢献することを考えるべきだろう。 そして日本の自衛隊がその力を十分発揮するためには,憲法の改定も考えなければならないと思う。 それにより日本は世界から高く評価され,世界の安定に寄与することができる。

A 同じく -a.で ; 不必要と考えるのなら,今の自衛隊は 縮小の手順を考えるべきだろう。
これにより世界中を軍縮ムードに導き,理想的な世界平和を目指すというで共感される。
しかし,これには 日本国内だけでなく世界の大きな枠組に働きかけ,世界を動かして行かねばならない。
共産党や社民おばさん連のいうの様な,日本一国だけが理想主義に走っても,国際社会からは弾かれるだけだ。

B 上記 -b.を主張する人, ・・・これは最も日本的考え方だと思うが・・・,『
それなら日本は何時 憲法を改定するのか ?? 』 いい加減で はっきりしなければ こんな大自衛隊は【宝のもち腐り】でしかないし,そんなことは国際社会では通用しない。
それにもっと問題なのは,こんなことをしている限り,日本が 本当に有事の時,誰も来て呉れないだろう。

いくら 日本にとって理想の高い平和憲法でも,これを擁護するには世界に対し,そのための働きかけをしなければ擁護できない。
これだけの規模の大自衛隊を持ちながら・・・,いつまでも日本国憲法の制約とか専守防衛などと・・・理想論を言っている間にも 世界や国際社会は 日々刻々と 日本の考えとは別な方向に変っている。
日本はもう そんな地位になっていること,日本の先生方は 考えながら議論しているのかどうか。


≪デフレ対策・・,??『需要が減っているのだから,需要を増やせばよい・・・』 ??麻生太郎先生はよく ≪驚き≫をかう発言をされる人の様だ。
需要を増やせばよいといっても≪
一体,需要はどうやって増やすのだろう??≫ - - -これが 一番の問題なのに・・・。
多分先生の考えは(具体的には言わなかったが) インフレターゲットとか,かって失敗したのと同じ様な≪景気対策予算≫の出動だろう・・・。

もしそうだとすれば,注意すべきは,
@世界的には供給過剰と言っても それは変動の範囲内であって,
今の日本の景気の極端さとは別次元だということ。
A日本の需要不足は明らかに・・・,
日本の企業群が日本の原材料を使用せず,一般消費者も日本の品物よりも海外の品物を多く買う様になった,こんな理由が大きいこと。
Bそれを 無視して
小渕-宮沢,森-宮沢 コンビで行った ”ドブ金策戦 ” は 行き詰まってしまったこと
Cこの反省から,行財政改革を唱えた小泉大臣がほぼ全会一致で選出されたこと。

それなのに・・・一貫して小泉改革を妨害し続け,日本をまた≪失われた2年≫にしてしまい・・・。
更に怖いことは・・・ここまで追い詰められると 国民も正気を失って・・・, また,本当にまた,小渕マネーの様な”ドブ金待望ムード” になってしまうことだ。

またこんなことをすれば・・・,本の瞬間的な景気回復と引換えに 日本の”無け無しのお金”の大部分はまた外国に流れてしまう。
為政者は世界の動きや歴史の流れを見ながら,国民をリードし,経済産業の構造を変えることを考えなければ・・・,小渕マネーの様な・・・,中には悪乗りして商品券まで付けて得意がった党もある・・・,何度同じことをする積りか? 日本は その度に・・・もっと悲惨なことになる。


≪デフレ治療・・・,???『肺炎が先か, 糖尿病が先か・・・』 ???≫
日本が今打つべき対策は≪構造改革≫か,それとも≪景気対策≫かという議論を スリ替えである。  肺炎は栄養を十分とり,緊急治療しないと致命的だ。 しかし糖尿病には栄養を控えねばならないが,緊急に致命的という訳ではない。
こんな例えで この両方を患っている日本は,≪先ず景気対策が緊要≫と主張しているのだが・・・・。

考えねばならないのは,いったい誰が日本をこんな状態にしてしまったのか??。
一番悪者の 10年前,5年前の為政者達は,時効の壁という手厚い保護の下で 高見の見物をしている。
それがこんな景気対策論を唱えている先生方本人であり,若しくはその仲間達なのだから・・・,悪いのは日本の
”超民主主義”という名の,”超無責任主義”の仕組みが 一番の犯人ということか・・・。

しかし,
今,緊要なのは 肺病でも 糖尿病でも こんな先生方に治療して貰うことではない。
それよりも, その前に,禁煙とか,飲酒制限とか,睡眠とか,適度の運動とか・・・国民 一人々々が摂生の心構えをすること。
そのための, つまり,政治も役所も 全ゆる情報を可能な限りオープンにして,今の日本がどんな状態に置かれているのか?。  
もっとできるだけの判断材料を与えて行けば,むしろ国民の方から 先に目覚めてくる・・・。





*18
******** 2003 ** 5/12(月)〜16(金) *********

18.” 蘇れ日本経済 ・ ・ ・

先週の NHK特別討論番組 蘇れ日本経済 - デフレからの再生 と題する 3時間 × 3夜連続番組。
 今日本では,特に多くの中小企業などは 本当に苦難に耐え・・・必死に頑張っている状況が 切実に伝わってくる。
しかし,銀行の 情け容赦のない 貸し渋りや,貸し剥がしに対しても ・・・為す術もない。

しかし,銀行にしても これまた不良債権や,株価下落,その他 諸々・・・で 四苦八苦 の状態で,これまた自分の存続さえ 危ない状況だから 背に腹は変えられない。
一方では,各業種もデフレが止らず・・・企業は極限までの人減らしと,すざましいサービス残業などにより辛うじて生き延びてはいるが・・・,いつまで永続できるか 保証は何処にもない。

リストラや 失業率は依然として高水準のまま,これまた 莫大多くの人が ローンや子供の教育や・・・家庭崩壊寸前の状態に喘ぎ苦しみながら・・・,全く 当てもない就職口を求めて何10回も挑戦している。
若い人も これまた大勢の若者が 職がなく 将来の希望も夢も 持てないまま,アルバイトやフリーターで凌いでいる。

こんな切実な現実に対し,政治家の先生方,役所・官庁の方々,官僚の人々の考えは 何とも次元が低い。
何時までも 政治献金や,省庁の既得権や利権,天下り先確保 ・・・,そんな世間離れした理屈を言っている
場面ではない筈だ・・・ !!
こんな先生方こそ 自分達が真っ先に立ってリストラされ,人数を半減し,外部の新しい人材を どんどん投入していかなければ動きが取れない。

能ある賢い人は こんなことを とっくに見越して,早々と海外進出し,安価な材料を 加工して 高く売ることで結構な利益を得ている。
要するに日本では 失業に喘いでいても・・・,儲ける人は給料の高い日本人労働者を使わないで しっかり儲けている。 しかもこれが日増しに増加しているのだから,日本の国際収支は しっかりしていても・・・,こんな状態に何か歯止めをするか・・・,それができないとすれば・・・,日本国内には 今の産業構造では,全ての企業が生きられるとは到底思わない。
要するに,生きられない企業の淘汰はやむを得ない。
だったら 業種別に どの様な企業がどのぐらい生存できるか,生死ラインはどの程度か・・・,各企業も自らの存続が可能かどうか,難しいならどうすべきか・・・,そんな自己判断ができる様なデータなり目標なりを,もっとオープンに示すことを考えねば,多くの国民は 何も知らないまま 益々迷路に突き進む。

そして同時に,淘汰により発生する失業者数の予想もたて,企業よりも失業者の救済策を 早く,真剣に考えねば・・・,先送りしていたのでは・・・沢山の国民は またしても とんでもない露頭に追いやられる。

実際,それが示されないから 全ての企業は,一生懸命頑張り,必死で生存し続ける。
ここまで来ると≪明日の幸せよりも,今日の食糧≫だから,目一杯努力して生存のため借金を重ね,その努力も 遂に行き詰まり,力尽きた時が倒産という悲劇になる。
つい先年の,小渕(総理-宮沢(大蔵)マネーなんか この最たるものだと思う・・・。
こんなこと・・・,(今でもまだ)しているから,いくら不良債権処理しても,いくら税金を注ぎ込んでも追いつかない。

先日の熊谷組や飛島建設なども 沢山の税金を使って救済する理由はどこにあるのか?。
大企業だからといっても,救済された時には 従業員の大半はリストラされ失業者となってしまう。
それに
(産業構造が変わらない限り・・・)これを救済すれば,別の沢山の企業がつぶれる。
- - だから,失業者の増加防止という意味合いはない。

あるとすれば 過去≪政治家や関係者が貰った莫大な裏金や献金の実態≫と,
過去 銀行が行った≪返る当てのない 多額の融資実態≫がオモテに出るのを回避し,それに対する責任が
追求されるのを回避する意味合いだと思う。

国民が苦しんでいるとはいえ,日本全体の国際収支はしっかりしているのだから
乏しい財源に 莫大な赤字国債まで発行して,不必要な高速道路を造ることも,市場が必要としない品物を造り続ける必要はない。

なのに,そんなにして 社会情勢に合わなくなった企業を存続させることが・・・,そんなことが雇用対策だと思っている先生方にとっては, 政治献金に 結びつかないのが 切実な問題かもしれないが・・・,
@そんな お金は 失業者や苦しい立場の人に 社会補償費として,直接分配する方法を
 考える方が 遥かに効果的だし, また,
Aそんな労力は休暇や余暇に当てる様に指導する方が 国民生活はずっと潤うし,
  余暇を中心にして 新しい産業や雇用も生まれる。

勿論,大きな社会が 一朝一夕に変わる訳ではないが・・・実際には≪資料やデータ類,役所内外の動きなど≫情報をもっと オープンにして提供し,国民一人々々が もっと考え,日常会話の話題に上る様な雰囲気造りをすれば,国民にも 将来に向けて視野が開け,大きな流れができてくると思う。

しかし,日本丸の甲板では有能な人は さっさと他国に移り去ってしまい ・・・,船長や乗組員は 密室で 次元の違うことを考え・・・,その他大勢の国民は 何も知らされないまま,確実に沈みつつある甲板上を ただ右往左往している。


こんな中では ”いつまでも外国との競争に勝つことの一点張りでなく,もっと国際社会に入り込み
国際社会の中で,お互いに協力しながら 日本の役割を探していかねば生きられない” 。

そんな考えが少しづつ 出始めれば私にとっては 救いの様な気がする。




*17
******** 2003 ** 4/21(月)〜25(金) *********

17やっぱり こんなレベル ・ ・ ・

昨年,永田町劇場では
『鈴木宗男先生と,何十年も彼を 絶対的な師と仰ぎ,師のために率先垂範で尽くしてきた外務省幹部の人たち の物語 』 や・・・,  BSE問題で 『日本よりも遥かに以前,ヨーロッパでは大問題になり,我が国にも警告があったにも拘らず,無視して日本国中を 大混乱に落し入れた 農水省や厚生省物語 』の公演が 大観衆の人気をさらった。

これに少しは責任を感じたのか(?)・・・, 昨年9月の内閣改造で,農水大臣が交代した時,我々国民の目には今度こそ 汚名挽回,心機一転と 映ったのだが・・・。
所が その大島理森 新大臣は 以後 全く仕事をしないまま・・・,またもや「秘書が,秘書が・・・云々」と 金銭疑惑に対して 見え透いた嘘の一点張りで 今まで”粘った末に,参考人質疑も 何も・・・全ての 追及も振り切って ≪辞め逃げ !!!≫” してしまった。

遂この前の ”坂井隆憲議員 逮捕劇 ”も・・・,うぅ〜 こんな先生方が国会議員になっている現実を予想していないではないが・・・,大いに釈然としない。
それに昨今は,松浪議員も・・・,最初からか途中からか知らないが・・・誰か特定団体のための≪御用聞き議員≫だったのか・・・。
ところが,与党の先生方は・・・,これまた参考人とか 証人質疑を避けて ”政治倫理審査会”という密室(俗に駆け込み寺}にかくまってしまう。

つい最近の新聞記事では
『木村義雄副厚生労働相は18日、厚労省が開いた懇談会で「米国のように医療を ネタに稼ごうという非常におかしな人が、どんどん増えてくると予想される」と発言 ・・・ 云々・』
(毎日新聞)[4月18日]。
要するに ≪自分は医師会から莫大の献金を得ているの だから・・当然 医師会の味方だが・・・≫と言うことを公然とさせたのだと思う・・・。

それと,昨年 これまた”秘書が・・・云々”と政治生命を絶たれたかの様な涙の会見で・・・,追求を”いさぎよく 辞め逃げ ”したと思った加藤紘一先生も ほとぼりの冷めるのを待って・・・,もう 再出馬の準備中とか・・・。

但し,ここで名前の挙がったのは たまたま 最近の新聞記事の中から,一部を拾っただけで特別な意図がある訳ではないし,大した問題ではない。
それよりもっと 大きな問題は≪その他 の大勢の先生方も 大半が 皆,その同類項 !!ということだ !!

ちなみに,郵政民営化,道路公団民営化,政治資金規制法も・・・,
小泉大臣はそれを はっきりと,堂々と主張し・・・ それを 皆 承知の上で 総理大臣に選出した。 それなのに・・・,国会議員の先生方も 官僚の人達も,誰もかれも,その公約実現に協力し努力する人は 一体 何人いるのだろう ?。

選挙に敗れた人は一旦 身を引いて,どうしても 自分の考えを通したいなら, 次回の選挙で必勝を期すのが
ルールだと思う。  それなのに,身を引くどころか,皆,訳の分らない同類項の理屈を こねて・・・ 小泉大臣の公約を 悉く骨抜きにしたり,廃案にしてしまう。
だから,選挙は全く意味を為さないし・・・,政治そのものが 宙に浮いてしまう。

ある人は≪これが政治だ≫という。
しかし,これは もっと正確にこれが日本の政治だ ≫,若しくはこれが低迷国の政治だというべきだと思う。
前回 アメリカ大統領選で ブッシュ大統領に惜敗したゴア候補だって,こんな馬鹿なことは決してしないと思う。

普通の会社なら 正規なルールで選任された社長が,一生懸命考え,正規な方法で示す方針には 少なくとも 大半の人が 実現させる方向で 協力し,努力しなければ・・・ つぶれてしまう。




*16
******** 2003 ** 3/23(月)〜28(金) *********


16日本的 「逆行の発想」 ・ ・ ・

例えば遭難などで 『ともかく 救援がくるまで・・・ 』 何としても生き伸びるというのは評価される。
しかし,日本の超老政治家達が 『ともかく 自分達が生きている間だけ・・・』 何としても景気を上げるというのは とんでもない 「日本的 逆行の発想」・・・。

大体,今の不況は『世界的な流れだから・・・』とか,かの先生方は 人ごとの様に言って責任回避しているが・・・,しかし,中国や一部の国は 今,すごく潤っている。 ・・・ いや,中国だけではない〜。
今の日本は その他多くの 何れの国とも競争に 勝てないから・・・, だから こんなになっている。

それも・・・,その国々が 『何故こんなに 勢いを得てきたのか・・・』といえば・・・,あの”平成のバカ景気(バブル)”に 何の手立ても 講じないどころか,自らもリクルートや佐川や銀行などの莫大な 政治マネーに酔い知れ・・・,当時の銀行や 企業と グル(護送船団方式という)になって バブルをメタメタに助長し続けた当時の 竹下-宮沢総理や その周囲で働いていた人達のお陰・・・だと思う。

これらの国々にとっては莫大のお金や,技術や,最新鋭設備や,全ゆるものが投じられ,正に「日本様さま」。
反面,日本にとっては そのつけが・・・正に「不良債権の山 」となって 未だに尾を引いている。  それに・・・,バブル後も これに輪をかけて 『二兎追う者は一兎を得ず・・・!! 』 とか, あの ≪小渕-宮沢-森 放蕩 大臣コンビ≫の輩出で,前者に負けないほどの”ドブ金”が ばら撒かれ・・,結果 日本の経済基盤は,急転直下・・・,全く 尋常ではない状態まで落ちこんでしまった。

現在は,日本の中でさえ 能ある人で 国内から物を買おうとする人 なんか もはや 稀少価値。
あらゆる知恵を絞りながら,少しでも安くて 高品質の材料や品物を求め,毎日 莫大の日本の企業人たちはアジアの国々を 必死に東奔西走している。 --- そう しないと日本の企業は生きられない。

ここまできても, まだ・・・,まだ,何の反省も考えもない。 従来と本質の全く変らない ただ対症療法だけの景気予算の拡張とか,今度はインフレターゲットとか・・・,『ともかく 超老先生方の生きている間だけ・・・』 という景気対策を主張している。 少しは 現実の世界を 理解しているのだろうか・・・?。

これ以上 まだ 同じことを 続けて 日本はどうなる・・・???。 おまけにインフレターゲットなど・・・!?!?!?
確かに インフレ懸念をあおり 半強制的に購買意欲を増せば 景気は好くなる。
それに,悩みの不良債権も 何%かはチャラになる。 銀行も一息つける・・・。 雇用にも希望が見え始め・・・『景気が正常な時の 年々2〜3%の物価上昇は,健全な姿』 だと考えれば, 今の日本にとっては 好いことづくめ・・・だろう。
これにより 先生方も 皆から感謝されながら,祝杯を挙げて次世代にバトンタッチがきる。

しかし,とんでもない問題は,かの超老先生方の退いた後のこと ・・・。
つまり,借金は今よりもっと膨れあがり借金地獄,それに『これ以上日本の物価を上げたら・・・! ---≪近隣各国からは そんな日本を笑いながら 拍手が送られて来る≫と思うが, その時は 外国との競争力はもっと弱まり,今よりもっと沢山の企業が存続の術を失い, もっと大量の失業者や,もっと多額の不良債権に悩む・・・,事態はもっと悲惨なことになる。

かの人達は 今度は 『不況の原因は小泉政策の失敗 』 とか言って,また,他人の責任にしている・・・。
小泉大臣の支持率低下は,何か勘違いしている様だが,『かの先生方の「異な考え」を 押え切れないことが最大理由 』であって,古河,麻生,野中,青木,江藤,坂口,橋本,亀井 ・・・・・沢山の先生方に 決して賛同している訳ではない。

今,日本はもっと国際社会の流れを研究し, もっと国際社会に溶けこみ・・・,広い世界に貢献できる仕組み;産業構造の変革について もっと真剣に考え 進めて行かなければ どうしようもなくなる・・・。
-- @中国や,その他の国に【価格,品質で】負けない製品を造ること。
-- A海外の安価で豊富な製品や資源(観光など)を 利用してお金を循環させること。
-- B従来どおりの品物は必要以上製造しないこと ・・・・etc。
しかし・・・,○○族,××族,△△族・・・, 老先生方が健在な間は,世界に対する 『逆行の発想 』という純日本的発想法は まだまだ変らないと思う。




*15
******** 2003 ** 3/17(月)〜21(金) *********

15イラク戦争始まる ・ ・ ・


今回は,イラクのルール違反は一番大きいきっかけではあるが・・・, しかしそれだけで,戦争まで仕掛けなければならないのか・・・?。
各国で意見が分れている所であるが・・・,一番大きい問題は各国が本当に世界のことを考えて言っているのかどうかである?

それは誰だって戦争を好む者は極一部の例外分子を除いてはいない。
フランスやドイツ等は自国に近いし,石油その他 何をとっても時間を掛けて平和的な解決を切望するのは当然であろう。
しかし,アメリカにとっては一昨年の911事件以来 ず〜っと テロの標的にされ・・・,今でも 一日だって心の休まる日のない ≪その証拠に日本からの旅行者だってガタ減りになっている≫状態なのだから・・・,早く決着を付けなければ,また,とんでもないことになり兼ねない。

世界や,国連が・・・全世界のことを真剣に考えながら結論をだすのなら,もっと権威も あろうが自国の都合だけを考えて・・・多数決,とか拒否権とかいうから・・・残念ながら機能しなくなってしまう。

自己主張をはっきりする国にも問題は残るが, しかしもっと問題なのは・・・,≪二流国では 皆,似たりよったりかも知れないが・・・≫ その直前まで「粘り強く話合う」とか,「国連決議に従う」とか・・,できもしない 格好いいことを言って 期待をもたせ・・・, 肝心な時になったら 自分の都合で 態度をコロっと変える。 ・・・だから,世の中は 益々混乱する。

本当に全世界の平和を考えているのかどうか?・・・。
多分 実行に移す前,単に,国内外からの反発をかわすことしか頭の中にはない・・・と思う。  でも,これは日本の ”基本中の基本的 政治スタイル” 。 - 知らないのは日本在住の住民だけか・・・!!



*14
******** 2003 ** 3/03(月)〜07(金) *********

14気になること ・・ This Week topics
Iraque,North Korea,and Japanese economy

イラク情勢も,北朝鮮情勢も 愈々 不穏になっている。
議論は色々あるにしても,フセイン政権にしても金正日政権にしても ・・・,長い歴史の過程で 国際社会の 誰もが有効な手立てをしないから, 歴史の
成り行きの法則に 従って溝を大きくしてしまった。

しかし,どこかの国の様に「粘り強く話し合う」といっても, 彼らも 好むと好まざるに係わらず,今の道を歩まざるを得なかった事情,またそれを変えられない 歴史的事情を理解して ・・・, しからば
どの様に その立場を担保しながら変えていくのか? ・・・これを考えねば 全くナンセンスの時間かせぎ。

彼らが ここで 国際世論を 受入れたら どうなるか・・・
彼ら自身はは勿論,彼らを取り巻いている 莫大多くの人々は 失脚し・・・,それだけでない,沢山の人々は 恐らく,生きていくことすら危うくなることが予想される・・・。

生命には問題のない日本でさえ・・・,
日本が今, こんな経済状態になっても,まだ 既得権やら, 何やら・・・訳の分らない理屈をこねて ・・・本当に・・・,何一つ 権限を 譲ろうとしない 日本の官僚や, 政治家の先生方の頑強ぶりをみても わかる。 彼らは 恐らく 死に物狂いで 受け入れできる訳がない。

しかし,これを解決するには ;
@
長〜い≪世代が替わるまで≫目で 粘り強く 根気強く 互いを理解しあいながら
  話合っていくか・・・,
A
武力に訴えて一気に破滅させてしまうか・・・,
B国民大衆を外部から先導して 政権を内部崩壊させるか・・・,
C力の均衡で お互いに動けなくなるか・・・,

色々な方法があると思うが・・・,しかし何十年も長い間 屈せず 粘り強く 話し合おうとする熱意も根気もないくせに, @を主張したり, いざ戦争となるとあれこれ理屈をつけて すぐ逃げ腰になる国が, アメリカに寄りついてAを主張したり,今熱していても,喉もと過ぎれば すぐ忘れる人がBを主張したり・・・。
≪要するに 現在の日本のリーダー達がやってきた様な方法≫では 全て先送りされてしまう。

そして,無策の果ては 結局 Cに 行きついて 膠着する。
しかし,これは何かの事情で,1個でもバランスが崩れると ”一触即発状態” になり,誰も手のだせない状態の小康を保つ。
しかし,事態は益々深まり ・・・,
そして,何時かの時点 ; (西暦2000+X年)には・・・暴動か,戦争か・・・何か異変により 地ならし しなければ,もはや解決できなくなるだろう。
イラクも,北朝鮮も,中東も・・・,
それから 日本の経済も・・・!!!




*13
******** 2003** 2/01(土) 【 公的規制 】 *********

13
台湾高速道路 Free way in Taiwan

日本では旧暦で言われてもピンと来ないと思う。 しかし,こちらは今が正月の真っ最中。
年末年始休暇を利用して 里帰りや,家族づれ旅行や,海外旅行も・・・日本と同じだし,正月には寺社詣も,親戚やお世話になっている人への挨拶廻りの習慣も日本と同様だ。

少し違う点は新年を祝う爆竹花火が 連日,夜中は 0:00時頃まで 街のあちこちから,時折というより頻繁に打ち上げられること・・・。
それに,給料の金額こそ日本の方が高いかも知れないが・・・,生活の楽しみ方は 日本人よりずっと上手だから, 色々な所に出かけたり,家族での行楽も盛んだ。

♪【 台湾高速道路事情 Free way in Taiwan 】
そんなこともあってか,この時期は高速道路は勿論,一般道でも 要所々々で渋滞する。
だが・・・,今回 台湾の高速道路についてみると,日本との大きな違いとして次の点が挙げられる。
@道路が広いこと,
A料金徴収が区間制になっていること,
Bスピード違反はカメラで捕まえられること,etc.

つまり,片道3車線は標準で 4車線の所も沢山ある。
料金は1区間(40km前後)40元(約 140円)で 日本よりも 格段に安い。
しかも 料金所を通らない出入口相互間 の通行は無料なので,道路全体が非常に効率的に利用される。
それに一般的に,台湾ドライバーの運転マナーは決して良いは言えないが・・・,それでも高速道路では全ての車が ほぼ同じスピードで走る。
だから車の間を縫う様に走る必要はないし,猛スピードで走る車も皆無である。

それはカメラが何個所も設置されていて, 制限速度表示「100km/h」に対し 101km/h で走れば, 後日確実に,自分の車の写真が 金額を 記入した振込み用紙 同封で送られてくる。
こんな方法は 今はもう 台湾社会には とっくに徹底している。

それにまだ・・・,正月期間中 高速道路に入る全ての入口でチェックされ,大型トラックは入れない。 1台に3人以上乗らない乗用車も通行できない。
こんな施行が タイムリーに立案され さっさと実施されることで 渋滞も・・・最小限に留め,公共道路は有効且つ効率的に機能する。 しかし,それでも 渋滞解消は容易でないのだが・・・。

これに比べると 日本の・・・・,日本らしさというのは やはり・・・,高速道路 通行料金は莫大高い,平生はガラガラ, 盆・正月はマヒ・・・する。
しかも ,人権とか自由主義とか言って「個人?(政治家?)の既成の権利や主張に振り回され・・・」何も公的規制や施策を施せない。 そして非効率的でもなんでも 高い予算をつけて義務的に道路を建設し続けることで 混雑解消を計る 」 というのが日本的進め方なのかな・・・。



*12
***** 2002 ** 12/23(月)〜27(金) 【 産業構造転換 】 *****

12
製造型から → 生活エンジョイ型へ-

日本では 年末,年始を控え・・・,今頃本当に忙しいだろう。
でもそれで 「この1年 遣り残していることや,今一歩のことを 猛追いこみをかけて完成させ,新年と同時に心機を一転し すっかり新しい気分で再スタートできるということ ・・・」これが世の中に大きな進歩をもたらす。

それにこの年末/年始 日本では空前の海外旅行ブームとか・・・。
これが 永続的に 続くものなら好いのだが・・・。
日本人は 折角これまで稼いできたのだから,やはり・・・,
そろそろ先進国の 国際的水準並みに「レジャーや 生活を楽しむことを もっと必要だ」と思う。

製造業とか建設業とか「造る産業」 は 既に供給過剰な状態なのだから・・・,
将来に対する何か新しい施策がなければ,冷酷な様でも 今以上の労働者は 日本国内ではとても養えない。 こんなことは分っていると思うが・・・。
なのに,日本では 何の有効な将来施策も示されないばかりか,何と多くの政治家や官僚達は・・・,いや,本当に大勢!の人達が・・・,乏しい財源に群がって「景気対策とか雇用対策とか・・・」,異な口実を利用して,何か分らない企業の援助や,必要性の乏しい高速道路建設を無理押ししている。

こんなこと・・・,1社を救えば 別な2社が倒産する。
しかも救われた1社も これを海外進出資金にして生き残りをかけているのだから・・・。
だから,将来 もし景気が戻ったとしても・・・,失業者救済の道は 更に遥かに先送りされざるを得ない。
こんな事 日本の政治家も役人も分っていると思うが・・・。

建設とか製造業とか いつまでも「造ること一本槍の思想」で 新興国や世界各国と対抗するよりも日本人は(但し平均では)世界一貯蓄を持っている民族なのだから,そろそろ レジャーとか嗜好とか国際標準並みに生活を楽しむことに発想を変え,産業構造を変えれば,世界の色々な 豊かな資源がもっと有効に利用でき,沢山の職種も生まれて来ると思うのだが・・・,しかし,その様なビジョンや指導は・・・日本の○○族,△△族,□□族の先生方には・・・やっぱり受入れ難い発想だろう !!




*11
***** 2002 ** 10/18(金) 【 日本の経済 】 *********

11.責任と反省の上にたった新施策-

≪日本の経済 Japanese economical situation ≫
今日は臨時国会の開会に当たり 小泉総理の 所信演説があった。
感想は「本当に困ったものだ」だ。 しかし外野席から見ると,国内にいるよりもっといらいらする。

頃は平成初期。 バブルをあんなにも拡大させた政治家達の責任はすごく大きいと思うが,しかし崩壊後も・・・10何年も一体何を考え,何をしてきたのか?・・・前者以上に妙なことが多い。
しかし,それ以上にもっと不思議なのは・・・, 過去の歴史には誰一人犯人がいない・・・。
失敗だったと名乗る人もいない。 失敗と追求する人もいない。
- - ということは・・・, 過去の「歴代の施策には 特に 問題はなかったということ」だろうか・・・?。

施策に 問題がなかったなら・・・,当然 責任も反省もないとしても・・・。
現在いくら苦しいといっても, 急に「政策転換などを 求めたり,期待したりする方がおかしい」ということを,日本国民は 考えながら言っているのだろうか?。

しかし,考えてみると・・・。
当時,政策の要職についていた人達は・・・その大多数は バブルの前も 後も ずぅっと 通して同じ人が施政に携わっている。 ・・・・・そしてその人達は 今もまだ 実権を持ち続けているのだから・・・・。
彼らが 過去の施策を 公けに 反省なんかできる訳がない。

ということは・・・
泥棒が過去の行為を巧みに つくろいながら,次の新しい行為を企てようと 引続き知恵を絞っている様なもの。 しかも彼らは 世間の追求が厳しくなると ,巧みに玄関扉や 表札を村山大臣に替えたり,小泉大臣に付け替えたり,時には人質としてトカゲの尻尾を差し出したりしながら・・・玄関の内側は 本態が無傷で温存されている。 十幾年にもあまって・・・。
どうもそんな様に見えるのだが・・・私の危惧であって欲しい。




*10
*****2002 ** 10/07〜13(月〜金) 【 日本的発想 】 *****

10. - -日本的発想- -- --- -
- -”楽しむために働く・・・・・!!”
”余裕のある人はもっと仕事以外の人生を楽しむ”

【日本的発想 】
会社でも何処でも・・・世界中の人が それぞれの立場で,努力してきた結果・・・,今は
色々な良い品物や 快適なサービスが 世界中どこでも 安く,手軽に,大量に受けられる様になっている。
これには かつて日本も,---特にあのバブル期には--- 銀行も企業も自らの犠牲を省みず,莫大の資金を提供し莫大な貢献をしている。 お陰で発展途上国の技術も 今,著しく 進歩し・・・,世界中は 急速に豊かさを増し来ている。

それなのに,外から見る日本だけは何故か? ・・・。
世界の一員として 世界の豊かさを享受し,楽しみ,利用することを考えないで・・・,【日本的発想 】というか 妙な発想にこもり,一人で苦しむ習性からどうしても抜けようとしない

そして・・・,本当に・・・!
国家は
こんなに お金に困窮しながら・・・,それでもまだ 莫大なお金を注ぎ込んで,採算のとれない高速道路を造り続けることが景気対策だとか・・・。
「働かざるもの食うべからず」とか・・・言って 「市場がこれ以上 物を必要としなくなったものを・・・まだ一生懸命 造り続け・・・」,
市場に 物が溢れて 「売れない。外国からはもっと安くて良い物が入手できる様になり,会社は資金繰りに喘ぐ・・・」。 こんな状態になってもまだ 企業に融資して,「とにかく会社を温存し 製造し続ける」。・・・ これ雇用対策だと不況対策だとか・・・。


いくら経済の活性化と言っても,市場が必要とするものを造らない限り・・・,こんなのは
,今一番心配な デフレスパイラル新たな不良債権を更に増産するだけ 雪だるま式赤字製造機だよ!本当!。
日本のリーダーは何故そんな逆行をしようとするのだろうか・・・??

物量的日本国内市場の需要を超える生産能力は必然的に淘汰されるのは自明 なのに・・・。
それに今は良品が日本よりも安い価格で 大量に供給され,莫大の日本企業も それを追い求めて奔走しているし・・・,その量は日増しに増大している。 現実に!。
これに対する対策は何もなしで,
どれだけの従来型企業が生き残れるかぐらいは考えて実行しないと・・・。 総理大臣は変れば無罪放免でも,国民はとんでもないことになる。

ただ企業の生存や,公共事業が 不況対策や雇用対策と考えて使うお金があるなら,そのお金はもっと真剣に企業の自然淘汰対策を考え,失業者や 社会補償費の充実に向ければ遥かに何倍も多くの人が救済できる。

そして「@働きたい人は働き・・・組」と,「A補償費を貰って余暇を楽しみたい人は楽しみ・・・組」
と幾つかのコースを用意し,人数バ
ランスがとれる様な 補償条件やコース条件を考えながら,好きなコースが選ばせる様に指導して行けば,
- *失業率も 国民の将来不安も大幅に改善する。
- * レジャー好きの人は今の
様なメチャ働きしなくてもそれなりに楽しめる
- *旅行や娯楽やレジャー等の新しい産業も生まれる。
- *各個人は折角溜め込んだ貯金を効果的に使える・・

様になる。


それと並行して,政府,関係省庁,役人達は・・ 将来日本はどうあるべきなのか?。
産業構造はどうなるのか?。
あるべき将来像や ビジョンを提起したり,考えさせたりしながら国民に方向性を示していくことが仕事だよ!・・・。
それがないから 能ある賢い人は早々と日本から脱出してしまい・・・, ある人は海外に品物の入手先を求め・・・,そして残された大勢の国民は 更に沈みつつある狭い日本丸の甲板を右往左往する・・・。

実際・・・ろくな舵取りもせず,日本をこんな混乱に導いた政治家,官庁や公団役人,銀行経営者
には・・・普通の会社だったら私財を投げ打って 償わねばならない筈なのに・・・,何の責任も追求されないどころか,はこんなに苦しんでいる最中なのに,彼らの招いた混乱には莫大な税金が注入され,しかも健全な会社の優良経営者と同等な計算基準で報酬が支払われている・・なんて・・・!。

こんなことは あの 小渕-宮沢とか,森-宮沢とかのあの
放蕩大臣コンビの時代で終るのかと思っていたのに未だ改まらない。

こんなに物余りの時代にも まだ”働かざる者食うべからず”とか言って,すざましいサービス残業や,ガムシャラに働き, それでいて・・・ 働いている人も失業している人も, 皆 苦しみ続ける。
こんなの「日本的発想法による一人相撲」だと思う!。
私達は日本をいじめるために海外で働いているのではない。
安くて良い品物を提供して もっと大きな世界を豊かにしようと頑張っているのだから,
日本もそれを利用してもっと”人生を 楽しむ為に働く” 若しくは”余裕のある人はもっと仕事以外の人生を楽しむ”という国際的発想法に転換すれば, 将来あるべき新しい産業構造なり,将来目指すべき状態に もっと早く辿りつけるだろうと思う。




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