******* 2005 ** 06/11,12 (土,日)** 【韓国高速鉄道
KTX 】 *******
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06/ 11 Sat,12 Sun ≪友人との再会≫ ≪いきさつ≫ それは1989年,私が仕事で カラー鋼板製造ライン操業指導を担当した時,客側の担当者だった≪李≫さんとの関係。 結果的には,それ以来 16年間会う機会はなく,時々の手紙や電話で辛うじて縁が切れずにいた。 今回は私が韓国に来たので古いメモを頼りに電話し,プサンで再会の話がまとまった。 私は現在,仕事で牙山(アサン)市温陽(オンヤン)にホテル住まいしているので,KTX(韓国高速鉄道)で≪天安牙山≫駅〜≪釜山≫間を往復するした。 私はプサンの大体の観光コースは既に回っているので,今回は再会とKTX乗車が目的で次の列車に乗車した。
≪韓国高速鉄道(KTX)でプサンへ≫ ≪韓国高速鉄道≫は;ソール〜プサン間に 去年4月 完成し,従来の5時間が今は3時間弱で結ばれている。 だがここは日本の”新幹線方式”の対抗馬であるフランス”TGV方式”が採用されているので 『新幹線』という言葉は禁句な様だ。 所で,両方式の違いは・・・私の聞いている所では(但し,信憑性の程は知らないが)・・・新幹線は複数の車両にモーターが付いて駆動する方式に対し,TGV方式では先頭車と最後尾が機関車になっていて(最大 全20両)を牽引する。 だから 加速性や,機関車が重いため高架橋や高架駅ホームの構造,レール建設,高速走行による地面振動などが不利と聞いている。 しかし,機関車には大きなスーツケースを持った団体旅行団などの荷物車両として利用できるし,何しろヨーロッパ全土を問題なく走り続けている実績も大きい。 列車の運行管理方式では,新幹線は専用レールで過密ダイヤが特長だが,高架橋部分が少なく,レール幅が既存線(在来線)と同じで,共用区間がある韓国ではこの方式の方が有利なのだろう。 確かに駅舎の造りも高架橋も新幹線に比べるとどっしりした感じだ。 駅の内部は,日本との違いは売店や土産物店の数が極端に少ないこと。 ホームへの改札は列車出発の10分か15分前まで開かない。 ホームは広いが売店は全くない。 牙山駅を出発した列車はすぐ 300km/h にスピードを上げ,当たり一面に,つい最近植えられようやく緑色を呈した田んぼを眺めながら快走を続ける。 揺れは殆どなく乗り心地は新幹線と変わらない。 列車編成は全20両(客車は18両)。 座席は特室(日本;グリーン車)は3列でゆったりとしている。 一般室(日本;普通車)は4列だが座席の方向転回ができず,今時ちょっと不評の様だ。 しかし,今後追加投入される車輌は,2007年頃までに回転式座席採用する見込み。 大田(テジョン)を過ぎ東大邸(トンテグ)まで来る。 KTX専用レールは現在はまだここまでしか繋がっていない。 これから先はかなり速度を落として既存線のレールを走る。 やがて蜜陽(ミリャン)を過ぎると大きな川(洛東江)なのか湖なのか・・・大分陽の傾いた岸辺を走りながらプサンの市街地に突入する。 |
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天安牙山駅 |
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先頭車両 = 電気機関車 |
天安牙山駅ホーム |
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特室(日本式=グリーンカー) |
今の季節,田んぼがグリーンに色づいた |
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大きな川なのか湖なのか・・・陽の傾いた(洛東江)辺を走り・・・ |
プサン着は 18:51 |
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≪友人との再会≫ 『プサン駅のKTX出口は一つだけだからすぐ分かる』 と聞いていた。 確かにKTXと既存線はそれぞれ独立したウィングになっていて出口は一つだが,満席の列車から 客全員が一気に掃き出されてくるから中々見つけられなかったが無事再会できた。 その後は海雲台よりもう少し向こうの松亭浜にある海鮮料理店で,一緒に夕食を囲みながら夜遅くまで募る話に花が咲かせ,私は近くのホテルに1泊した。 朝 8:00 に再度 ホテルまで迎えに来てもらい,皆でプサンで ”ふぐ料理”の朝定食をとった後,プサン駅まで送って貰い,私は プサン発10:15 KTXで天安牙山(アサン)駅に引き返した。 |
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プサン駅 |
プサン駅 切符売り場 |
プサン駅 改札口 |
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一般室は4列だが座席の方向 転回ができず,ちょっと不評。 |
台車は車両連結部分にある |
車窓風景;大田(テジョン)駅構内 |
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