| ホーム |     ******* 2005 ** 01/13(木),14(金)*********
登別温泉・小樽


01/13 THU ・ 14 FRI
 
≪登別,小樽≫
 旅行が好きとはいっても,北海道は何年ぶりか・・・?,偶々低料金北海道ツの広告を見つけた。
それに白一色の原野を行く,冬の北海道は,他の季節と違った魅力がある。
尤も,今回は,12:30広島空港発,1泊2日で登別温泉泊と小樽散策という超駆け足,というより超簡略旅行だが(物足りなければまた行けばいい),こんなのが我が家スタイルというべきか・・・(^^)/▽☆▽\(^^)

 ≪往 路≫
 所が広島空港に着いてみると,今日に限って・・・,新千歳空は積雪のため当該航空便は≪運行未定≫とあって,しばらく気を揉んだ。  しかし,日常の行いが評価されたのか,遂に運行が決定された時はツアーメンバー(34名)跳び上がって喜んだ。
定刻に広島空港離陸後,鳥取→若狭湾→能登半島→秋田→青森→苫小牧のルートをとる。

途中,能登半島上空から富士山が見えることを発見した。
高度 10,000mの機窓からは,中部山岳地帯は総て平原の様に見え,その遙か先に独立峰;富士山のシルエットがはっきり見えた。(右の写真)  これは私が富士山を見た最遠記録だ。/▽☆▽\

  青森を通過し函館市を左横目に見て,太平洋(室蘭街道沖)上空にでると,(新千歳空港は午前中閉鎖されていたため),各地空港から来た飛行機が一斉に到着し,十数機が旋回中(着陸待ち)だった。
当然,私たちの飛行機もその列に入り約30分間旋回の後着陸した。
その間,頂上に雪を頂いた樽前山がひときわ端麗な容姿で,旋回している総ての飛行機を出迎えてくれた。
千歳空港着陸した時,滑走路は除雪されていたが,エプロンなどは飛行機の巨大な機体が
雪けむりの舞う,真っ白い砂漠の上を走り抜けるのが,中々おもむきのある風景だった。
函館市,
正面の突き出し(岬)が函館山
”雪の砂漠” 新千歳空港 北海道のオモテ玄関”樽前山”



 ≪登別温泉≫
 道央のふたつの湖支笏湖と洞爺湖に近く,知名度・内容ともに全国十指に入ろうという温泉地。
泉質は11種類もある『温泉のデパート』。温泉好きの一度は訪れてみたい温泉《ナンバー??》。 ホテルの浴場も遊園地のように工夫が凝らされ,大人でもはしゃいでしまうほど・・・。 東洋一と言われる1日1万dの豊富な湯量は,上流の地獄谷から湧きだす。
硫黄泉や明礬泉,食塩泉など泉質の異なる7つの源泉を擁し,各ホテルには≪癒しの湯,きずの湯,熱の湯,万病の湯,美人の湯,美肌の湯,・・・≫と多様な湯舟を備え,しかも,熱い湯を冷ますために水を加えず,循環方式でもない,完全かけ流し式というゴージャスぶりだ。

≪地獄谷≫
 約11ha,東西長径は450mもあり,約1万年前 笠山の爆発して出来た爆裂火口の跡だそうだ。
その名称は,真正面に剣ヶ峰と呼ばれる鋸の歯を逆立てたような赭岩(しゃがん)の絶壁がそそり立ち,谷に沿って数多くの湧出口や墳気孔から,けたたましく蒸気が噴き出していて,その凄さは,聞く所では,以前には地獄谷に入って火傷をする事故もあり,今は防護柵で入れなくなっているそうだが,そんな異様さにちなんで名付けられたようだ。

 地獄が起源なのか?,登別温泉は【鬼】がシンボルになっていて,色々な行事が催される。
メインストリート『極楽通り』には、鬼を模した土鈴や鬼面を販売するみやげ店,飲食店,旅館が並ぶ。
年に一度,地獄谷の”地獄の釜のふた”が開き,閻魔大王が赤鬼、青鬼などを引きつれて温泉街に現れるという奇想的な地獄祭りは,「前触れ太鼓」・「鬼みこし暴れ練りこみ」,「地獄大行列」・「鬼踊り大群舞」など登別温泉ならではの楽しい賑わいだそうだ。

 閻魔大王は,善人には、慈悲の顔で天国を示し、悪人には憤怒の顔で地獄への審判を下すという。
 三日間の地獄まつりに参加すると,それまでの1年間の罪はすべて帳消しになり,更に「エンマ大王」の 御礼を受けた人は1年間 加護があるというから,その時に訪れてこそ価値があるのかも知れない。
 今回の旅行では訪れ様もないが,周辺には地獄谷の他にもポロトコタン,クッタラ湖,クマ牧場等の観光施設があるという。
登別シンボル≪赤鬼,青鬼≫

雪の温泉街 夜景 →  メインストリート『極楽通り』

朝日に輝く温泉街→
朝日に輝く温泉街 温泉湯気 地獄谷入口


 ≪行程,沿道の風景≫
 広島出発前は,かなりの寒さを予想していたが,滞在(2日間)は比較的暖かかった。  昼間の気温は 0℃前後 まで上がった。 到着当日は,千歳空港到着時がもう夕方に近かったので,そのまま道央自動車道を西進し登別温泉に直行。 その晩はゆっくり温泉につかった。
  
 翌朝は,早朝の朝日を浴び,周辺の雪の山々や,雪の温泉街の方々から立ち上る温泉湯気が,黄金色に輝く,そんな光景で目覚め・・・, そんな雰囲気を愛でながら,大食堂で朝食を済ませ・・・,まだ朝日が眩しい 8:00 登別出発。

 団体バスは登別のシンボル≪赤鬼,青鬼≫像に見送られ,道央自動車道のインターチェンジをくぐり,一路千歳まで折り返した後,そのまま小樽に向かう。
 北海道といっても太平洋側はそんなに雪深い訳ではない。
 快晴の青空の下,頂上に真っ白い雪をかぶり,まっすぐ裾野を引く樽前山の雄姿にひときわ目を奪われる。

北海道のオモテ玄関”樽前山”
 千歳を過ぎると,積雪は次第に深まり・・・,左手には真っ白な雪を 頂く恵庭の連山や定山渓の山々を近くに, そして遠くに臨みながら 北上し続ける。

 今回のコースには,あの見渡す限り大平原のまっただ中という北海道特有な原野は含まれないが,しかし,白一色の世界の中で,あちこちに見られる背の高い白樺や 栂,楡等々の巨木の林や,並木に混じって,北海道特有の造型と, 独特の鮮やかさ(北海道色)の民家群があちこちに点在する 風景は・・・,それはやっぱり,”北海道的” だ !!

 登別出発後 約2時間,北広島市を過ぎ輪厚(ワッツ)サービスエリアでひとまず休憩。
 休憩後,札樽自動車道に入る。 北海道の雪は日本海側に近づくにつれ積雪量急速に増していく。  大札幌の市街地を横切り,札幌市の象徴;手稲山の山塊を 眺め終わる頃・・・,右手にまっ青な海が開ける。 並木や雑木林に見え隠れする石狩湾の遙か向こう(対岸)には,空の色と同化して,真っ白に横たわる大陸(石狩平野沿岸)が,霞んで見える。

 そんな海岸道路を更に30分進むと急に市街地が開け,予定通り(11:00頃) 目的の小樽の市街地に 到着した。 (下記”ノスタルジック小樽”散策記事参照)
小樽市内自由散策の後は,15:00 千歳空港に向け出発(帰途につく)。
  白一色の世界,あちこちに見られる背の高い白樺や,栂,楡等々の巨木の林や,並木に
混じり,北海道特有の造型と,鮮やかな(北海道色)の民家群が点在する風景はやはり・・・
↑ 輪厚(ワッツ)サービスエリア



≪ノスタルジック小樽≫散策
 小樽は明治から昭和初期にかけては漁業を中心に発展した。
市街地には,当時の豪邸や銀行などの歴史的建造物が装いを新たにして,颯爽とした威厳を保ち,運河の辺りでは,かつてそれらと密接に連係して威光を放っていた豪華倉庫群が,レンガ色や土色や黒褐色・・・の豪華色に,歴史による光彩色を加色しながら・・・,もう船舶が入港する筈のない運河(全長1140m,幅20〜40m,端から端まで徒歩で30分。)の辺りに尚も悠々と建ち連ね,水面に影を投げかけているのが,如何にもノスタルジックで郷愁をさそう。

 その昔,運河は1923年(大正12)に,ハシケとよばれる小型船が,沖に停泊する本船から貨物を運びだすために造られ,小樽の商業の発展に貢献した。

運河沿いの,当時のままの御影(みかげ)石の敷き詰められた歩道を散策しながら,本州各地から船で運ばれてくる物資を積んだはハシケが往来し,夜になると街は最新式のガス燈が煌々とが灯もり・・・,これらの倉庫群が全盛だった頃の歴史が想像される。

 この界隈は今でこそ観光名所に変わって,第二の繁栄をもたらしているが,その中心は(私の目では)何といっても巨大なガラス店群や,オルゴール店,レストラン群・・・等々、沢山の観光店舗を経営している”北一硝子梶hの存在が大きい
 由緒ある当時の施設建物は外形をそのまま残して,内部はロマンチックな観光店舗に改造され,石造りの倉庫を利用したほの暗い喫茶店の石畳の通路には,岸から直接荷物が運ばれていただろうトロッコのレールが淡いランプの灯に照らされ・・・,窓越しに屋根にたっぷりと日本海からの雪を頂いた倉庫や石造りや赤レンガ,小樽のストリート・・・を眺めながら食事をし,コーヒーを飲み,ショッピングを楽しむ。

 聞く所によると1974年(昭和49年)頃の小樽運河周辺は,風化した倉庫がかなり放置され,雑草が茂り,古タイヤや雑材等が野積みされ,水面から悪臭が漂う・・・といった状態だったそうだ。
そして『運河を保存』の運動もこの時期に起こり,・・・今は
運河や倉庫のある港町として立派に開発,整備され,観光で大きな賑わいを見せている。
 それと,今回,平日だったにも拘わらず,積雪のストリートや運河周辺には沢山の観光客が,足下に格別の注意を払いながら行き交っていた。
そして,最近はその半数は中国,台湾,韓国,その他の外国人だそうだ。




≪帰 途≫
 帰途は予定通り。   飛行機は≪千歳 →青森 →秋田 →新潟 →松本 →京都 →神戸 →広島≫のコースを飛んだ。
途中, 陸奥湾の輪郭をくっきりと眺めながら青森市上空を飛び,続いてひときわ積雪の多い八甲田連山が赤い夕陽に照らされて,ひときわ険しく浮き上がって見えた。

南下につれ日本海側はぎっしり雪雲に覆われてきたが,時折,雲の切れ目から見える地形から飛行コースを推察する。
そんなことをしながら,地表は次第に暗闇に消え,やがて上空にも明るさがなくなった頃広島空港に着陸した。


八甲田連峰(中央白い部分)
あっという間の旅行,普通の常識的な人から見ると≪ただ走り回っただけ,骨休めでも,休養にもならいし・・・,何が楽しいのか分からない≫だろうと思う。

 しかし,私たちには,気分を換えることが最大の保養であり,これが私たちの旅行の第1目的だから・・・,のんびり温泉に浸かるのも,美味しいものを食べることも,大して重要ではない。

私たちには≪行ったことのない所に行き,見たことのないものを見,聞いたことのないことを聞き,経験したことのないことを経験し・・・,考えたことのないことを考え・・・,そんな過程を通して自分の知識を試し,色々な感動や,懐古の念を覚え・・・,≫旅行は,私たちにそんなチャンスを与えてくれる最も手近かな手段だと思っている