| ホーム | ******* 2004 ** 02/04(水)**【 ドライブ Driving 】*******
- 大原〜佐治


  02/04 Wed ≪大原・佐治 Driving≫

  朝≪晴≫6:40出発 → 国道2号線 → 上郡(兵庫県) → 作東(岡山県) → 大原 →
   → 智頭(鳥取県) → 用瀬 → 佐治 → 恩原高原(岡山県) → 上斎原 → 奥津 →
   → 久世 → 勝山 → 大佐 → 新見 → 東城(広島県) → 神石 → 上下 → 甲山 →
   → 河内 → 22:50帰宅  ≪625 km≫
 特に目的があった訳ではない。
最近は寒い日が続いているし,明日ぐらいからまた”雪”という予報なので,昨日うちの奥さんに雪が降る前にチョッと『鳥取か何処かに食事でも・・・』と声を掛けたらすぐ合意した。

 今日は久々,朝暗い中に出発しようと思っていたが,しかし朝起きるのは寒いし,中々億劫で・・・、結局,6:40 出発。 しかし,西条を過ぎ少し北上した頃から道路に積雪が始まった。
薄っすら僅かな積雪はノーマルタイヤでは(滑り止め装着しても)走り難いし,山越えまで先は長い。 ラジオの交通情報も≪冬用タイヤが必要≫と何回も言っているし・・・。

 やむなく方向を換えたが・・・,しかし,何処に行くか・・・?。 
決心がつかないまま,取り敢えず国道2号線を走りながら考えることにした。
そして福山,岡山,備前・・・船坂トンネルを抜けて兵庫県入りし上郡まで来た。
これという目的もない。 気が向くままに進路を北にとり,鳥取ー上郡間には数年前開通した≪智頭急行≫に沿って,千種川を上月→作東→大原・・・と上った。

 作東までの美作街道はその昔後醍醐天皇が隠岐に流される時に通った経路でもある。
作東には 眺望の素晴らしい小高い丘一帯が”バレンタイン公園”と言って,そこにはモダンなホテルや町役場の施設や,住宅団地など
環境抜群の高原郷が拓かれている。

 ここで美作街道から分かれ大原に行くと,そこは宮本武蔵生誕の地。
智頭急行線の駅名は≪宮本武蔵≫という。 こんな駅名は全国的にも有名になった。
大原には宮本武蔵記念館とか,資料館とか,宮本武蔵武道館とか・・・,施設が整備され,それに昨年のNHK大河ドラマもあって今,脚光の地となり,観光バスも訪れている

 更に北上,トンネルを越えるて鳥取県入りすると,急に雪国に変わる。
道路は除雪されているのでノーマルタイヤでも問題ない。
両側と前方に豪快で美しい雪山や雪谷を見ながら智頭急行線に沿ってしばらく街道を走る。



 更に走って用瀬で左折し・・・,更に行くと山狭の豪雪の村”佐治村”に入る。

ここは両側の険しい山に挟まれたV字谷 ”佐治川”沿いに拓けた集落だが・・・。
厳冬時には,両側の険しい山,峡谷,天にそびえる濃緑色の杉林,冷たい氷谷,積雪で屋根に丸く曲線美を讃える家々,そんな集落の佇まい,・・・こんな景色に挟まれながら通り抜け・・・,更に峠を上って,再び岡山県との県境≪辰巳峠≫に来ると積雪は更に厚くなる。
道路の所々雪が残っているがノーマルタイヤで何とか通過できた。
 
 この当たり≪恩原高原≫では全て白一色の世界。 
その中を一筋の道路中央のみ除雪されたアスファルトの溝の底を曲ねりながら進む。
春から秋にかけては白樺が密生しオートキャンプ場なども開かれている。紅葉時期は格別美しい。
突き当たりの人形峠は左折し,上斎原→奥津を通過。 
奥津温泉は 湯の郷温泉,湯原温泉と共に≪美作三湯≫の一つ。 以前,国道は温泉街を走っていた。
しかし,下流の旧道が今建設中のに苫田ダムの湖底沈むため,今はすっかり立派なバイパス道路が
完成している。 

 まっすぐ走り抜け,16:30やっと久世に到着。 つまりここでやっと食事休憩にありついた。
奥さんは運転ができないので、いつも私一人で運転しているが,今日は積雪地帯を早く抜けるのに必死で,何回かのトイレ以外,早朝からずっと運転し続けたことになる。
勿論車中でパンやおにぎりや牛乳,コーヒーや間食等をしながらではあるが・・・


 しかし,この先も中国道は冬用タイヤ規制になっているから,ノーマルタイヤでは入れない。 一般道を勝山→大佐→新見→東城と走り,もう陽はとっぷりと暮れてしまった。
それに東城を過ぎるとまた雪が降り始めた。 それと同時にアッとい間に道路が白くなった。 時々,ブレーキを踏んでスリップしないか確かめながら,甲山の近くまで徐行で通り抜けた。