| ホーム |   **** 2003 ** 11/18(火)**【 JR可部線乗車 】*********

三段峡- JR可部線記念乗車

   JR可部線,可部=三段峡間はこの11月末を以って廃止される。
以前,当時太田川流域の木材は 筏に組んで川くだりしていたが,可部(三段峡)線の開通により効率的に早く大量に広島まで運搬される様になった。
勿論,その後は時代の変遷に伴い,幾多の役割を変えながら今日に至った。
現在は三段峡への行楽と同時に,沿線住民にとっては,特に車などが手軽に使えない老人や学生,子供たちにとってはかけがえのない足として,お互いの交流の場として,住民生活に密着している。

しかし,時代は無情にも 『不採算路線』への流れを更に加速するばかりで,沿線住民や存続を求める人々の必死の努力も空しく・・・遂に≪廃止≫が決定されてしまった。
しかし,存続のため皆さんが懸命の努力をしている最中には無関心だった人達も,それまで一度も乗ったことのない人も,廃止が決定されると・・・,急に懐古派に変わる様だ。

今日は休日でもないのに広島発 8:45の可部行き電車にはかなり満員近い人が乗り込んだ。
横川駅からは駅毎に更に増えた。
≪可部 乗換え≫は 4両編成の増発列車にも係らず 身動きの取れないぐらい満員で三段狭向かった。
私達は帰りもJRを利用,乗車率は往復とも全く同様な状態だった。

車窓から見ていると沿線にはカメラマンの姿が方々に見られる。
実は,私もこの線に乗車は何十年ぶりだが・・・,しかしやっぱり廃止されるのは寂しい。
  可部=三段峡間 車窓風景

  三段峡駅   ↓   
 三段峡の紅葉は もう既に時期を過ぎてしまい,紅葉というより枯れ葉色といった感じだった。  しかし,私達にとっては今日は絶好の walking チャンス。
渓流のせせらぎを聞きながら,途中で弁当を食べ,水梨林道入り口まで 片道 5.7km を往復した。