| ホーム |.  ****** 2003 ** 09/27(土),28(日)******    .

東西横貫公路(小スイス,        
.   合歓山,
大魯閣渓谷
ドライブ


9/27 SAT
≪東西横貫公路,小スイス,武嶺,大魯閣国家公園 ≫
私が旅行が好きだと言った関係で今週も ドライブに連れていって貰った。 
今回は Colinさん夫妻。 私を含めて都合 3人。
台湾西部には台湾山脈,中央山脈が南北に走っている。 この急峻な台湾山脈を越えて東西に
横切る代表的な国道の一つがこの≪東西横貫公路≫である。
 
このコースは台中から→埔里,→清境,→武嶺,→大魯閣国家公園を経て→花蓮結ぶ要路で,車の
通る道路としては台湾で最も標高の高い,景色の最も好い所を通過する最もポピュラーなコースだが,
高雄からは遠いので中々来る機会がなかった。
今回は途中 花蓮に泊り,太平洋側を南下して高尾に帰る二日間のドライブにでた。

  小スイス
 埔里を過ぎしばらく行くと高原が広がる。 自然に恵まれた清境の丘のスロープは牧草地が広がり,
周囲は放牧地や農場に変わる。 標高1500〜2000m前後と思われる。 
この当たり一帯は春には梅や桜が,花壇には乱れる雑多な沢山の花が一斉に桃源郷となり,夏には
絶好の避暑地となる。
それに・・・,ちょっと台湾ばなれした≪モダンでカラーフルで美しい≫別荘や,民宿,山小屋・・・の群が
点在し,高原の風景は一層牧歌的な雰囲気を醸し出す。 小スイスと呼ばれる地帯である。

  大魯閣国家公園
 そこから約30分,車は周囲の山とほぼ同じ高さの標高3000m地点に到達する。
ここからは険しい山を見上げると言うより,周囲に広がる広大な谷間を見下ろす景色になった。
この当たりから花蓮側にかけてが大魯閣国家公園となる。
 しかし標高3000mとなると寒くて,寒くて・・・,それに風も強い,ちょっと走ると息切れを感じる。
最初着いた時は霧,というより雲の中だったが,雲の移動に伴い時々視界が開ける。
こんな具合だったが,やっぱり標高3000mからの眺めは雄大だ。

 この当たりは台湾の主要道路では唯一,冬季積雪を経験する。 そして目の前に横たえる合歓山は
台湾唯一のスキー場になる。 
といっても日本の様な設備もリフトも見えないから,多分,単に斜面を滑ることができるという感じだろう。

 大魯閣国家公園は この当り 一帯の広大な山岳地帯が指定されている。
ここから花蓮に下る川の下流にある≪大魯閣渓谷≫も大魯閣国家公園の中に含まれる。
大魯閣国家公園は この当り 一帯の広大な山岳地帯が指定されている。

  武 嶺
 
そこから約10分で中央山脈を横切るルートで標高 3260m の峠越えとなる。
ここ≪武嶺≫は合歓山への登り口。 ここから眺める絶景は・・・,チョッと簡単に表現ができない。
正面は合歓山
 
 ここからは幾重にも曲がり
くねりながら花蓮に向け道を
少し下る。
しかし,もう日没時間なので
今日は近くにある山間の宿舎
(慈恩山荘)に一泊。



9/28 SUN
 
  大魯閣渓谷
 9/28(日)早朝,下るにつれ山の斜面の道路からは,いよいよ険しいカミソリの刃の様な,猿も登れない
様な垂直で 幾重にもそびえる・・・こんな山脈群を眼上に見上げ,同じ様な鋭い断崖を眼下に見下ろす。
こんな道路がれが延々 何十kmも続く。


 そして遂に川幅は更に鋭く 字型にえぐり取られ,周囲の断崖は全山大理石に変わり・・・,谷底には
不気味なグレーのミルクの様な水がごうごうと流れる大魯閣渓谷観光のポイント地点に到着する。
ここでは徒歩で対岸の大理石の屏風の様な崖壁を見ながら,河岸の岩壁にえぐられた幾個ものトンネルを
くぐり抜ける。
そのスケールの大きさは一枚々々の写真はいくら並べても収まり切れない。
↑↓ 大魯閣渓谷は 全山大理石の カミソリの刃の様な造作が何十kmも続く