| ホーム |  *** 2002 ** 12/11(水) **【 見学案内Sight seening guide 】********

- 神戸 〜 明石大橋
Kobe ”IJINKAN”,Akashi canal bridge,
Night view from Rokko mountain, Nankin -machi


  台湾から訪日メンバー8人。 いつもなら 京都-大阪が定盤コースなのだが・・・,
  京都は既に見た人が多かったので,今回は”神戸→明石海峡大橋→六甲→南京町”
  を案内した。

神戸異人館巡り Kobe ”IJINKAN” routing
神戸といっても街は広い。
限られた時間に案内できたのは 北野の異人館の中の一部だけだが・・・。
三宮駅で下車し,山手に向かって徒歩約10分 ポプラ並木の美しい北野坂を登って行くと異人館巡りのベースストリートとなる【異人館通り】や【北野通り】と交叉する。

この当たりに来ると,神戸の街や 神戸港を眼下に見下ろす 小高い丘の中腹には 日本式とは造りの異なる モダンなスタイルの異人館や,ブティックやショップ,おしゃれなカフェやレストランが,沢山散在してくる。
あとはこれらを どう巡るかだが・・・,お好みにより 1時間コースでも,3時間コースでも,半日コースでも, ・・・,それ以上でも・・・自由に組める。
私達 短時間 欲ばり派には うろこの家,うろこ美術館,北野外国人倶楽部,英国館,仏蘭西館など9館セットのチケットが最も 効率的である。
そして 昼食込み,ショッピングタイム15分,カフェなし・・・で,合わせて約3時間コースとなった。

明石海峡大橋 Akashi canal bridge
JR舞子駅で下車すると,明石海峡大橋は 目の前に姿を現す。
全長 ;3900m,主塔の高さ ;300m,主塔間距離 2000m ・・・ 。
世界一の巨大吊橋だが,しかしその割には それ程大きく見えない。

私も 橋が掛かる前は,JRの車窓から こんな広い海に掛ける橋など想像もつかなかった。
しかし,いざ掛かってみると広い海が 川の様に狭く見える・・・から不思議だ!。
橋全体も自然の景色に溶け込んで コンパクトに見える・・・! 本当に不思議だ・・・!。

橋の本州側 袂は広い公園になっている。 当然ながら,ここからは橋を真上に見上げる。
ここに来ると海は やっぱり広い。 結構大きな船が頻繁に行き交っている。
その巨大船に比べても,遥かに比べ物にもならない巨大橋が貫禄を現してくる
写真に撮ろうとしても中々うまく入らないし・・・。 部分だけでは全く写真にならないし・・・。
角度を選んで全長を撮ろうとすると・・・,向こうの方は小さくなって霞んでしまう・・・。


橋についてもっと知るには, すぐ傍に【橋の科学館】がある。 入場料200円。
ここに入ると もっと新しい知識が得られる。
明石海峡大橋の構造は目に見えない水面下にも 目に見えるのと同じぐらいの
巨大ストラクチャーが隠れている。

全長4kmにものぼる構造物は地震は勿論,台風の風をモロに受ける。
橋体を吊るす直径1mのワイヤーも凄い。 その他にも・・・,
色々な橋模型をみながら改めて,明石海峡大橋の偉大さが実感できる。

勿論,今日は橋を渡るだけの時間もなかったが・・・,こうして眺めただけで皆,結構満足顔だった。

六甲夜景 ”$1,000,000”Rokko night view
JR六甲道駅で下車,バス20分で”六甲ケーブル下”に着く。
ここから,2両編成のケーブルカーは急坂に合わせて45度の階段状の車両になっている。
乗客は我々9人プラス2,3人。 登り始めると・・・車両の天井が窓になっていて,
天井窓を通して 神戸の街を眼下に見下ろす
その神戸の街がだんだん遠くなり,はるか下界に貼りついた時が”六甲山上”駅だ。
この間約10分,標高900m。 この日,そこは本の僅かだが雪が残っていた。

山上駅の天覧台(=かつて昭和天皇が行幸されたという)から100万ドルの夜景を眺め,それから
山上バスに乗って回る十国展望台に行く。
ここは3階建ての回転式展望台で,お土産店もレストランもあると聞いていたのだが・・・。

今日はバスの乗客も私達 9人だけ。
下車してみると・・・時間は18:00前なのに私達以外に人影もない。
付近の店は全部閉まり,展望台は手前の道路で門が閉じられていた。
何か・・飲みものも見当たらない。 寒風の吹きさらしの中で・・・,冷たく横たわる眼下の夜景は
「”100万ドル”だ」と 自分に言い聞かせながら・・・,次のバスが来るまで 30分余りを過した。
2両編成ケーブルカー 天井窓から神戸の街を見下ろす-↑
”100万ドル”神戸の夜景

南京町,元町商店街 Nankin-machi,Motomachi shopping town
時刻は19:30過ぎ。
元町駅のすぐ南,神戸に上陸した華僑たちが築きあげたリトルチャイナ”南京町”がある。
道の両側のちょうちんは最近 新調されたという。
本場中国の調味料や乾物等を扱う店,中国野菜を扱う八百屋,中国のお茶,中国風のバーガーやちまきだんご,ラーメン・・・等々道の両側には沢山の露店や中国風レストランが並び・・・,客寄せのには中国語も行き交っている。
その中の一つのレストランで(彼らは店員と中国語を話しながら)私達は腹ごしらえをした。

南京町と一体化して元町商店街も・・・。
ここは舶来文化を先取りしたモダンな老舗が立ち並ぶことで有名だが,目下 クリスマス商戦真っ最中。
街は,街路樹は・・・,きれいにライティングされ沢山の人がぎっしりと行き来していた。

次の通りを海側に数分歩くと・・・,そこが かのメリケン波止場。
神戸タワーや,今はメリケンパークがきれいに整備され港町神戸の情緒を味わうことが出来る。

また一本別の通りに入ると,そこは”ルミナリエ”通り。
しかし・・・,点灯はあいにく明日から2週間という。
《1Kmぐらいかな?》通りに 設けられた沢山のゲートには何百万個の電球が点灯され,文字どおり光のトンネルになる。
これを見るために各地から沢山のバスツアーが組まれ,通りは点灯と同時に身動きのとれない人の海となる。
これの発端は阪神大震災の慰霊のための催しという。

南京町(↓長安門) 商店街 点灯は明日から↑/↓下はポスター