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台 北 - TAIPEI
2002-03-23(土)/24(日)---故宮博物院, 士 林, 陽明山,・・・


台北市の地理条件
 台北には2つの空港; 中正(国際線専用=TPE)と松山空港(国内線専用=TSA)があり両空港とも 台湾国内に入るには空のオモテ玄関になっている。
両空港間の距離は車で約1時間の距離であるが,道路がよく込むことがある。

 

台北国際空港(中正空港) 松山空港(国内線専用) 台北駅 &円山ホテル
台北駅
台北国際空港(中正空港)TPE=国際線専用 台北松山空港(国内線専用)=TSA


総統府(日本植民地時代の
台湾総督府ビルを利用)

  台北市の中心地は中山路が南北に,忠孝路東西に走り,それが交叉する台北駅当たりである。
台北駅は地上6階,地下2階の巨大駅で長距離,近郊,地下鉄すべての起点となっている。 駅のホールやコンコースはチョッと複雑で,言葉の分らない外国人はチョッと苦労する。

 ここからは 台北空港(国内線専用)も故宮博物院,夜市で有名な士林も,中正紀念堂も・・・数km以内にある。また 台北国際空港は西へ約1時間の海岸近くにあり,また台北の外港基隆(チールン)港は東へ1時間の所にある。

 そして北側は陽明山(ヤンミンサン)山系になっていて有名な北投(ペイトー)温泉始め, 多数の温泉群はこの陽明山麓に散在している。
 淡水川 河口

 市内は淡水川という大きな川が北に向かって流れ,2001年豪雨で大洪水を引き起こした。
.この河口にある淡水は,淡水川を眺める風景が美しいことで大勢の観光客を集めている。
 台北市の人口は2〜300万人と聞いている。 市内は車の多い割に道路が狭く,広い範囲で車の渋滞が日常化している。


  
故宮博物院02-3/23(土)
 軽く腹ごしらえの後,12:00 =故宮博物院見学開始。
私が故宮について紹介することは,同時に薄学さ加減を暴露する様なものかも知れないが・・・。
日本の博物館では 弥生時代,または縄文時代といっても主には 紀元前後 から以後の土器や石器,青銅器等, 発掘された破片や復元されたものが展示されることが多い。

 しかし,故宮の文物はもう3千年も前から 中国歴代王朝でコレクションとして大切に保管されてきたものである。
だから, BC.2〜3000年,或いはもっと古い物が多数あり,しかも4〜5000年経た今,無傷でピカピカなのだから凄い。
 また,これらは元々は北京の紫禁城(故宮)にあったものを,かつて日本軍進攻による破壊から逃れるため,主要なものが上海に運ばれ,日本軍敗退後は 新たに共産軍による破壊を免れるため,更に戦火をくぐりながら台湾まで運ばれた経緯がある。
この間にかなりのものも失われれたが,主要なものはここで,こうして見ることができる。
 青銅器は BC千数百年(殷(イン)時代)には,もう驚くほど複雑で精巧なものが造られている。
そして凄〜く繊細な模様も刻まれている。  それが,何といっても無傷でピカピカしているから・・・,以後時代を追う毎に形もデザインも色も洗練化していくのが手にとる様に解る。

玉器,陶磁器,書,絵画,・・・も同様。
歴代 王朝貴族の愛用品を通して,中国数千年の歴史が一望できるのだからたまらない。
そのデザインも十分現代に通用する斬新さがある。
ジ〜ッと眺めていると紀元前の時代に吸い込まれる気がする。
秦の始皇帝時代(BC200年台)になると,もう現在のものと変らない技術がある。

 中国 数千年の歴史を,・・・私の印象で 区分すると・・・・・.ADの時代(日本の飛鳥,奈良,平安時代)は もはや近代であり,.AD1200年以後(頼朝,尊氏,室町,戦国)の時代は,もはや現代に区分される。

16:30 アッという間に時間が過ぎた。
まだ,未練は残るが,もうこれ以上は 貧弱な頭が受け付けない ので出門した。
 しかし,最近 異変なのは,日本人がガタ減りし,韓国人観光客が急に増えてきたことだそうだ。
経済環境の変化であろう!!。

故宮博物院正面階段
故宮博物院ロビー 故宮博物院レストラン
故宮博物院ロビー 故宮博物院展示場
BC 2000?頃
殷 (BC1100〜1700頃)の青銅器 殷 (BC1100〜1700頃)の青銅器
西周(BC1000頃)の青銅器


士林(スーリン)02-3/23(土)
 台北観光名勝の一つ。 地区内全体が雑居商店街というか・・・?。
総武線秋葉原の国電ガード下の電気街の様な感じ・・・。
縦横に巡らされた,幅1.5mか2mぐらいの通路を挟んで,串焼き,ホットドッグ,ラーメン,ゲームセンター,CDソフト,衣類,雑貨,靴,携帯電話,・・・・etc.の小さな店がぎっしりと並んでいる。

 しかしそのエリアは秋葉原のガード下よりも何倍も広く,地下にも広がっていて,何でも揃う。
値段も安いので人気がある。
そして通路には,身動きの取れない程大勢の人が流れている。

 このエリアは 17:00から深夜まで開店する(昼間は閉店)。
私は見学記念に 日本円で 約¥700の腕時計と,約¥1,800の革靴を買った。
品質について云々する積りは勿論ないが,外見は気にいったので日本に帰る時も何処に行く時も使って見る。



陽明山(ヤンミンサン)国家公園02-3/24(日)
 台北市北部にある山地(陽明山)一帯が国家公園(国立公園)になっていて,公園内は 昼間は一般の車は進入できない。  山の中腹(標高4〜500m)はホテルや民家が多数ある。 民家というより高級別荘,マンションといった感じ。 私達は公園内のホテルに一泊。

朝 6:00起床。身支度をして早朝 walking に出た。 この当たりは遊歩道完備。 周辺はきれいな花が一杯。  既に,もう大勢の walkerや,joggerがぞろぞろと活動を始めていた。
朝の空気が たまらないくらい新鮮だった。 約2時間,軽く汗ばむ程度ウォーキングの後, 8:15朝食


ドライブ
02-3/24(日)

 台北にはこの陽明山を中心に,その山腹や麓(ふもと)に多数の温泉が散在している。
今日はシャワーを使う時,硫黄の臭いがプンプンして,仕事気分から完全に解放された。

 9:00 ホテル出発。 陽明山ドライブ道路からの下界の景色を眺めながら,散在する多数の温泉地をくぐり抜けて帰る。 だけど,今日は(というより冬季は殆ど毎日)曇や雨,霧に包まれて)遠望は効かなかった。
コースは北投温泉,天頼温泉,金山温泉,北海岸風景区,淡水温泉,・・・高速道路・・・→高雄。

 高雄には 18:00頃着いた。 走行距離(2日間合計)約 800km 。
天頼温泉 金山漁港 北海岸風景区 淡水繁華街