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台 南 Tainan


  2002 -10/19 - (土) ≪赤嵌楼(ツーカンロウ),祀典武廟,台南孔子廟 ≫
今日は B-黄(ファン)小にチョッと伝える話があったので,車の中で話しを伝えながら ついでに台南までドライブして帰った。 高雄から片道約40分。
台南はオランダ植民地時代に政庁がおかれていた街。 1661年鄭成功がオランダを駆逐した後も1800年代まで台湾の政治,文化,経済の中心であった。
台湾の古都というべきか・・・その歴史的背景から”台湾の京都”と呼ばれ親しまれている。
現在は台湾 第4の都市。
【赤嵌楼】(ツーカンロウ)
   原型は1624年建造。 オランダ人が築いた赤レンガの城。当時はプロビデンシア城(紅毛楼)と呼ばれ,以後 明時代には承天府と改名され政治の中心となり,清時代には火薬庫や日本統治時代には病院として使用された。 1945年現状に修復。


【祀典武廟】
  三国時代の武聖;関公を祀廟(神社)。 三国志では劉備は諸葛孔明を軍師に迎え魏,呉と戦った。
関公は蜀の劉備の武将,呉との対陣中 戦死した。
 しかし関公は≪仁,義,礼,智,信≫を具備していたため,後々まで連綿として崇められ,神として広く全国の廟に祀られている。
祀典武廟は300年余り前に建立された台湾では 1級の古跡である。 


【台南孔子廟】
   1665創建,当時学問所。 孔子,72人の弟子,中国歴代の賢人150人などが祀られている。
  上述の関公が「武聖」と言われるのに対し,孔子は「文聖」と呼ばれる。そして鄭成功時代には
   ここは優秀な人材を育てるための学問所になっていたこともある。


2003 -09/21-(日)≪安平古堡(アンピンクーパオ),塩 山≫
私の台湾生活も残り少なくなるにつれ,何かと気を遣ってくれる人がいるのは嬉しい。
しかし会社の休み(土,日)は もう数回しかなく,ひとり一人の申し出を全部受ける訳には行かない。
それで 今日は Aliceさん(家族4人)と,Ivyさん(家族5人)の二女性が一組になって(総勢10人の)台南への旅を企画してくれた。

台南は歴史の街とあって,みどころが沢山ある。
今日はこれまで まだ行ったことのなかった 所に連れて行って貰った。
【安平古堡】アンピンクーパオ
安平古堡は1624年 オランダが台湾を占領していた時 築いた砦で当時政庁になっていた。

鄭成功が攻略した時,オランダ最後の砦となった。 陥落後は安平鎮と改称された。
現在は当時 オランダが ジャカルタから取り寄せた赤レンガで作った城壁や櫓の一部,と大砲などが残っている。
     (上)安平古堡
(下)近くの レストラン ”伍角船板”で昼食・・・森を建て屋内に取り込んだ設計がユニーク


【 塩山 ・塩田跡 】
  塩山 (塩田 =工業用 塩の生産をしていた。 現在はここでの生産は中止されているが観光用に,
  当時生産していた塩が一山だけ そのまま保存され大勢の観光客を集めている。
  その周りの見渡す限り広大な塩田跡は,今は一部は田畑に変わり,しかし大部分は空き地となり,
  干潟や用水池となり,草むらとなって渡り鳥を集めている。

  こんな所で,かつて塩集積の沢山のコンベアが活発に稼動していた当時を創造しながら,しばらくの
  時間を過ごした。
塩 山 (現在は観光用)
塩 山 (現在は観光用)
河口(海水採り入れ口)