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2002-9-07 箱根


  


  箱根観光(9/07-土)
 箱根は今でこそ新幹線,JR (丹名)トンネルでも,東海自動車道でも難なく抜けることができる。
ここは,関東と関西を繋ぐ交通の要衝であることは今でも変わらないが,昔は随分険しい山道で,”天下の剣”いわれる難所として有名だった。
 かっては源頼朝が鎌倉に幕府を開き,爾来 秀吉も家康もその後の大勢の大名たちも・・・ここを何回も往復し,江戸時代には芦ノ湖の南端の元箱根には箱根関所が設けられていた。
その関所跡は現在も残されている。 そしてこの少し先が箱根駅伝の折返し点なのである。

 地形的には駒ケ岳を中心とする箱根火山と,それを取り巻く外輪山から成り, 芦ノ湖はカルデラ湖である。 芦ノ湖の水は用水トンネルにより,外輪山を貫き静岡県側を潤しているが,カルデラ全体の水は外輪山の東側の切れ目から早川となって相模湾に注いでいる。 早川という名は急流に由来している。
箱根温泉街は この早川に沿って下流から湯元温泉,宮ノ下温泉,強羅温泉等・・険しい山中の緑豊かな環境に立地している。

 大湧谷は箱根火山の一つ早雲山の斜面から水蒸気が噴出している景色で有名だ。
谷の近くは湯気の熱気と硫黄の臭いがプノプンして,歩きながら温泉情緒を味わうことが出来る。 温泉熱で茹でた”黒卵”は1個食べれば7年長生きできるそうである。 仙石原はカルデラ内の平原で沢山の別荘や,秋はすすきの原が見事である。

 駒ケ岳には箱根園からロープウエーで簡単に登ることが出来る。
眼下に見下ろす芦ノ湖と 外輪山の向こうに見える富士山は大きからず小さからず・・・バランスが絶妙だ。 富士五湖や静岡側からの景色は富士山があまりに直接的なのに対し,ここからは箱根の山並みや湖や平原が主題になって,背景に 富士山が中景(遠景でも近景でもない)のが格別バランスする。

 芦ノ湖の西側外輪山を走る芦ノ湖スカイラインからは 芦ノ湖と富士山が 道の左右に交互に見られる。
南端は伊豆スカイライン・十国峠に連なり,箱根峠(東海道),湯河原道や熱海峠等が複雑に交叉している。

但し,今日は曇りで 残念ながら 富士山の姿は一度も見ることが出来なかった。
折角台湾から来たのに・・・, また 折角私のHPを見て戴く方にも絶景を紹介出来ないのが残念だ。
でも・・・,私はドライブ等で何回もきているが,夏に箱根から富士山が見えることは滅多にないので,見えなくてもまずは順当なところだろう。

今日は7:30市川(ホテル出発)
コースは伊豆箱根鉄道の定期観光バスで
小田原9:30→大湧谷→箱根園≪駒ケ岳山頂(往復)・水族館・昼食≫→芦ノ湖遊覧船→箱根関所跡→十国峠≪山頂往復≫→熱海15:30
熱海では近くのホテル温泉に入浴後20:00頃 市川(ホテル)へ帰着

↓大湧谷
駒ケ岳ロープウエイ
↓箱根園水族館
↓ 芦 ノ 湖
↓ 箱根関所跡
↓ 十 国 峠 ↓ 熱海にて